BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: お正月企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中!! ( No.145 )
- 日時: 2011/01/15 15:38
- 名前: つかの ◆QF5oszRdpY (ID: 3GYfQUHD)
婦警服…、警察ぱろ。SPレグリ。グリ♀。
#...婦警服
「グッリーン!」
「煩いわ…、レッド。いい加減にして頂戴。
ほら、変な目で見られてる。」
柔らかい声、というより冷め気味で、綺麗な透き通った声。
当然、その声主、グリーンも美貌の持ち主だ。茶髪と緑の瞳で色白に、細身のある体。
彼女の特技は、剣道。別に柔道もできるが、大抵の事は警棒を剣代わりにして逮捕する。また、ポケモンも優秀な為、そちらを使うこともある。
服は規定で一番長い丈に合わせている。
バァン、と扉を開けたのは幼馴染の警官、レッド。
これでも昔は有名で、ポケモンリーグ優勝者と騒がれた者だ。
黒い髪に赤の瞳。瞳を抜けば、ただの凡人というか、グリーンの様に特別格好良いというわけでも無い。
彼の特技は勿論バトル。ちなみに運動神経に関しては異常な程。他にも空手が出来るらしく、噂では滅茶苦茶強いらしい。
服は少し乱れが出ているが、規定に沿っている。
赤と緑という、不思議な瞳を持つこのコンビは、優秀としても、カップルとしても有名になりつつある…というよりは、夫婦の様で。
「はー、アンタらイチャつくのは仕事終わってからにしてよ。
鬱陶しい。こっちはクリスと会えないってのに…。」
「——ブルー。仕事。」
「ああ、はいはい。仕事熱心だし真面目だし。
もっと可愛くできないのかしら。弄ればいいけど」
コツコツ、と高めのヒールで歩いてくる音。その主は、グリーン同様美貌を持っていた。
彼女、ブルーはこのカップルの幼馴染。
茶色の髪は毛先がふわふわと緩くカール。青く透き通った瞳はしっかりとメイクが施されている。全体的に良い体。
彼女の特技は、情報集めだ。気づいたら何でも知ってる、という風。
服はかなりのアレンジが施され、今時になっている。
「そうそう、仕事は"彼女"を確保しろとか。」
「——また女の子探し?それも、"彼女"でしょ、最悪だよ、グリーン。」
「まあ、コガネかタマムシにいる確率が高いわ。行ってくる。
——彼女二人連れてくるの?」
「ええ。ぴったりの仕事があるのよ。
——シルバーとゴールドに、」
.
がやがやと人ごみが少しある、コガネシティ。
今は平日の昼間であり、コガネには、若者があちこちにいた。
そこに、一際目立つ髪色を持つ女と、二人揃って目立つ瞳を持った人。
一人は少し派手めの服。瞳は金色。黒髪は肩まで伸び、少しくるんとしている。
もう一人はガーリー、というような女の子らしい服。瞳は銀色。赤髪は肩まで伸びて、毛先が綺麗に跳ねている。
「シルバーちゃん、カフェ行こー」
「……ゴールド?姉さんが来るとか?」
「違う違う、甘い物が食べたいのよ」
へらへらと笑い、シルバーの手を引くゴールド。
リニア発着駅の片隅に、カフェがあり、其処は全国有数のカフェチェーン店で、シックで落ち着いている。
ココアとカフェラテ、と二つ頼み、ゆっくりと落ち着く、二人。
ほんのりとほろ苦い香りと甘い香りが漂う。
そこに、違った香りが少し、少しと漂い、威圧感が僅かに感じられる。
ゴールドは、少し焦った様子で、後ろを向く。
「——何してるの。」
「っ…、グリーン先輩……?」
「今日は仕事よ、分ってるの?
ほら、さっさと行くの」
ああもう、と飲みかけのココアとカフェオレを飲みほし、急いでグリーンについていく——というよりは、先に一つ早い電車に乗られ、トキワへ後から追う。
コガネの駅で、ヤマブキに。ヤマブキから車でトキワへ。
[まもなく、ヤマブキ行リニアが参ります——。]
と、聞き慣れた放送が入る。キーッ、と音を立てて止まる、リニアにそれ程多くもない乗客が乗る。
そこに、朝の通勤ラッシュでも無いというのに、痴.漢。
相手はまだ若い、年が余り離れていない、男と女。女は可愛らしく、ふわふわとした印象。
それを目の当たりにしたゴールドは当たり前のように、到着したとたん、ねえ君、なんて声を掛ける。
「何してんのー?ねえねえ、女の子に暴力ダメってさ、習わなかったの?
「っち、この尼…
!?痛てえ!!」
ぐき、とでも効果音が付きそうなくらいの力で相手の腕を折る、ゴールド。
苦痛な顔をして、そう悲鳴を上げる男。
ひゅんひゅん、と回していた手錠を男の腕が動かないぐらいの力で抑え、かちり、と手錠をはめる、シルバー。
女は、その細い腕からは考えられない、などと思いつつ、「ありがとうございますっ、」とお礼を言って、駅に去る。
「ってめ、警察遊びはッく、」
「——あ?失礼ねえ。あたし等はちゃんとした警察官よ、婦警よ」
「……ゴールド。急いで頂戴」
ずるずる、と引っ張り、近くの交番へ届けると、グリーン…、はいなく、トキワへと向かう。
.
「グリーンさんすっごい素敵」
「……ゴールド、こういうの好み?別に、嫉妬とかじゃないもの」
「可愛いなあ、もう。シルバーちゃんのが好きよ!
もうちょい付け足してくださいよー、ブルーさん」
いわゆる、アレンジをされているグリーンの元に返ってくる、レッド。
「グリーン!」と叫ぶはずが、きょとんとしてから、可愛いなどと言う。
ぽふん、と頬を赤らめるグリーン。
「邪魔者は退散しましょ」と嬉しそうに笑い、ブルー達が出ていく。
「ああもう、可愛いなあ、キスしたい!」
「ばっ…、そんなこと言うわないで頂戴!
変態…逮捕するわ、」
( ああもう、愛してるよ! )
.
おや…、婦警服が生かされてないぞ
ぴくしぶに自作作品うpしていいですか、?
>主さん