BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: お正月企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中!! ( No.149 )
- 日時: 2011/01/16 19:32
- 名前: つかの ◆QF5oszRdpY (ID: sp6Br4Ue)
「みくぅ…、返してよぉ」
「可愛いじゃない、明日からコレ着てよ、カイコ姉」
#...セーラー服 (メイ♂カイ♀)
ふわふわとした声、青い髪と瞳が特徴の少女——カイコ。
ミクと呼ばれた、青緑色の瞳と髪の少女は、そう透き通る声で返す。
カイコの服はスカートが短く、それなりのアレンジもあり、今時だ。
ミクの服は規定に沿っていて、やけに地味だと感じられる。
「わたし、これじゃ落ち着けない…
すっごい恥ずかしいよ、」
「ちょっとー、もうちょっとオシャレしてよ!
何でこんな地味子なのよー、カイコ姉可愛いからさー」
胸もあるし、とだけ付け足して、むすっとするミク。
確かに二人ともスタイルが良いが、カイコはモデルの様に、胸も丁度良くある。
ショートカットの髪は特に何もなく、シンプル。
顔だって何一つメイク無し。
ミクは軽くナチュラルなメイクを施し、ふくらはぎまであるツインテールの結わく部分はシュシュがされており、可愛らしい印象。
「うーっ……、何してんだお前等。」
「あ、メイト兄!みっくん何処にいるの?」
「あ?…屋上にでもいんじゃねえの、俺等さっき居たし」
がた、とドアを開ける向こう側に、大人びた顔立ちの青年が欠伸をしながら入ってくる。
茶髪に、茶色の瞳。背は高く、スタイル抜群と言えるであろう。
その通り、女子からの人気も高い、メイト。
服装は軽く乱れていて、カイコとはあまり釣り合わない。
ありがとー、とだけ言い残し、ふふんと嬉しそうに階段を上る音。
カイコは何事も無いかのように、ミュージックプレーヤーのイヤホンを耳に当てる。
ブルーが綺麗な本体と、イヤーマフがアイスのイヤホン。
ふんふんふんと聞いている曲に合わせ鼻歌を歌う。
メイトは眠たい顔をしながら、カイコに近寄り、「膝枕しろ」とだけ片耳外し言う。
——ぽふん、と頬を赤に染める。
「ふぇっ、めいとくんやめてよ、わたしそれ苦手なの」
「いいから、しろ」
ごろんと太腿に横になる。色白の肌と茶色の髪がとても美しく感じられる。
甘く頬を染めたまま、外れた片耳をもう一度当てるカイコ。
じいっと下から見つめられる視線がどきどきと鼓動を早くさせる。
「——…、セーラー服」
「?セーラーがどうしたの、?」
「——ちょっと顔近づけろ」
「無視?酷——」
にこりと苦笑いして顔を近づける。
"酷いなあ"と言い切れずに、キスをされる。
ピンク色に潤む唇はとても可愛らしい。
メイトは触れるだけの柔らかいキスをして、こう言い放ち、ごろん、と横になる。
「——セーラー服、可愛い、似合ってる」
「っ、ありがと。」
( そんな可愛い笑顔、すんじゃねえ )
また生かされてないwwww
どうする私、