BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: バレンタイン企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中! ( No.168 )
- 日時: 2011/02/04 20:57
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel5/index.cgi?mode=view&no=12535
〜世界でいちばん嫌いな日。〜
今日は2月14日・・・
って『バレンタイン』じゃないか!?ちくしょー、世のカップルたちがニコニコ笑いながらチョコレートあげる日じゃないか!!
と思っていた神奈川は隣のベッドに眠っている埼玉を少し見たが、くれないだろうなと思って一人でシャワールームに行って朝風呂をすると埼玉を放っといて長崎とか宮崎の部屋で遊んでいた。
とりあえず神奈川もチョコレートといってもチロルチョコだが友達一人一人にあげるのは別に嫌いなわけでもないので配るとそれと交換のようにチョコレートやクッキーをみんなは渡してくれた、埼玉はいつのまにやら起きていたのかベッドの中はもぬけの殻であった
そして神奈川はギリギリではないが少し遅く補習授業に参加したりしていつのまにやらあっという間に放課後になった
「神奈川さんは埼玉さんにあげないの?」
そんな質問を投げかけたのは神奈川と埼玉の喧嘩とかイチャイチャを遠くから真っ白い眼で見ていたりする東京だった
確かに女子校で男のような喧嘩をするなんて白い目で見るようなものかもしれないがとりあえず神奈川はそれで埼玉にチョコレートを渡していなかったのを思い出したが渡したくもなかった。
東京の机の上にはキャンディーやカップケーキがあったがもちろん東京と仲がよい和歌山さんという人からも来ているらしくニコニコした笑顔を少し輝かせていた、そして神奈川は少し首を振った
別にいいんだよと少しはにかんだ笑顔をした神奈川に東京は少し疑問符を打ったような顔をした
「でもさ、贈り物くらい嬉しがるでしょ?私も嬉しいし・・・和歌山から贈り物なんて珍しいもの///」
「そうか・・・アイツも嬉しがるかな。」
神奈川は本当に東京ちゃんは和歌山さんを愛してるんだなと思えたし
埼玉もきっとこの日くらいは何か言ってくれるだろうなと思いながら武道部の部室まで走っていった、そしてマネージャーがいるであろう武道室の扉を開くと
—埼玉がいた
「あ・・・神奈川、どうしたんだよ。キッチンが爆発したのか?」
「ち、違ぇよ。俺・・・チョコレート・・・
あと言っておくけど、埼玉の頑張って作ってくれるパスタとかオムライス・・・
いっつも不味いって言ってるけど・・・
本当は埼玉のオムライス、大好きだよ。もちろん埼玉もな・・・」
「・・・え。あ、何言ってんだよ〜・・・俺も一生懸命作ってくれるおむすび、好きだかんなっ///」
そのまま小さなチロルチョコレートをあげた神奈川の顔はほてったようにいつのまにやら真っ赤になっていた
自分が言おうとしていたことがはっきりと言えたことってそうはないからかそのまままたちょっとはにかむと武道室を出て行った、後で埼玉がからかってきたら蹴ってやろうかと思った。
それでも神奈川は確かに
—この気持ちって・・・まさか・・・恋?
アイツにするとはぜんぜん思ってなかった・・・
て、てかありえなくね!?
と思っていたのだった。
ちなみにその後神奈川に埼玉は蹴られていたようで思い切り痛かったようです
「東京さーん!へ、ヘルプミー・・・ぐふっ((殴(埼玉)」
「ごめん、今は天国状態だから。無理〜^^(東京)」
「てか、東京、もう放さないでよね・・・チョコレートが嬉しいわけじゃないんだからね・・・///(和歌山)」
「いいよ〜、こんなの助けなくて十分だから〜(神奈川)」
—それでも、
本当は『大好きだ』って思ってるんだよ—
そしていつもどおりでもちょっと違う二人だったのでした・・・
終わり
二人もカップル出すって難しいのです、久しぶりですヴィオラです。
ギャグマンガ日和にハマった末にBLにも興味を持ち出すという・・・誰かギャグマンガ日和のBL好きな人いないですかね・・・
今回は埼玉と神奈川のカップリングです、久しぶりにキスシーンない小説を書いた気がします。