BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: バレンタイン企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中! ( No.171 )
- 日時: 2011/02/05 16:36
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
〜紫苑のヴェールを被って(ううんだめ、顔見せて?)〜
かちかち、かち—
人生初の補習に東京はカチカチ音を全然気にしないままに嫌な顔で受けていた
これでも成績はいいほうだったのに自分は何だか嫌なほうに進んでいないかとは思っていたが補習を受けるのは本当に受けたくないこともあって暇そうな顔で配られたプリントを楽勝で終了させていたし東京は本当に暇だった、和歌山は新入生歓迎会の合奏を楽勝で練習しているであろう。
そういえばこのカチカチ音・・・どこから来てるのだろうかと東京は隣の席を見ると
すぐに分かってしまった、宮崎さんだった・・・
しかも何だかこっちもつまんなそうに受けてるので東京はメモの切れ端を宮崎さんに渡す
『どうもー、人生初の補習だよ・・・
まったくつまらないんだZE(・ω・)』
『どうも。私は一学期からこんな感じだからいつも通りという感情を持っていますけど』
『ま、マジか・・・じゃあ、後で話しましょう(^ω^)』
『OK』
仮面の穴から見つめる真剣な瞳にはこれ以上は何もいえないし何だか大きな紫色のヴェールが見えるような感じがしたので部活もあったが補習が終わると東京は宮崎さんの目の前へと移動する、斜め前は東京が暇になったときに見たが名古屋かと思われていたがそんなのどうでもよく5時になれば部活も終わるので4時三十分を刺す時計を見ながら東京は宮崎と他愛のない会話をしてから質問をした。
「好きな子、いるの?」
「・・・いるけど。」
冗談で言ったのに何だかその言葉には重みと言うものを感じた気がした東京はそのままヘラヘラと笑った
その時だった—
そのまま仮面は外れて誰もいない教室に大きな物音がした、そのまま東京は押し倒されたような姿勢になった。
困った顔をしてもこういうのって誰も助けてくれないパターンというのをとりあえず東京は知っていたがそのまま仮面が外れた宮崎の唇が東京の唇に重なったときにはプツンと何かが切れた、
宮崎の力は強かったが握力がそんなにない東京が・・・そのまま宮崎から離れるとこう言った
「それって・・・
私のことかな?」
「・・・悪い?」
「わ、悪いよ・・・私はね、急にキスする人嫌い。それに私にも一応和歌山という「そんなの、どうでもいいじゃん。」
どうでもよくないと言いたかった
けれども生まれて初めてだろうか、拳に勢いをつけて殴りつけるとそのまま宮崎は突き飛ばされて机の角に当たった
真っ赤なものは出ていなかったようだが謝りたくなかったこともあって東京はそのまま帰ろうとしたが—。
ギュッという音と共に足に力が入ってアワアワした
涙をためた宮崎に東京はしゃがみ込んでからハンカチで涙をゆっくりと拭いた、そのまま東京はショートカットの潤いという若さのある髪の毛を撫でる
「・・・ごめんね、でも宮崎さんの恋人にはなれないなー^^
私は人生初の補習で宮崎さんは人生初の失恋だよ。
んじゃ、アデゥー」
「・・・こ、こなくそー!!(ちくしょー)」
そして東京は廊下へ出てから和歌山に遅れたことを怒られていましたが脳内では・・・
『・・・アイツ、意外と弱い所あんだね。
やっぱり女の子は女の子なんだな^^』
と思っていたのでしたー。
「何ニヨニヨしてんのよ!先輩、ブチ切れてるよっ(和歌山)」
「はいはい、分かりました〜・・・(東京)」
終わり
え?あ、これって宮崎の片思い話です。東京と宮崎の話でしたが、また和歌山が出てきたようです。
次は東京と和歌山の話を作りたいなとか思ってます、では・・・
>>170 あゆさん
お久しぶりです、昨日お題を置いていったヴィオラです。
セリフお題!人生初です、やってみたいです^^
三つ目とか一つ目とか面白いのでどれか予約したいなとか思ってます。