BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: バレンタイン企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中! ( No.191 )
- 日時: 2011/02/23 19:58
- 名前: 月女神 (ID: GlvB0uzl)
久々登場、月女神です!
では、早速行きましょうかぁ。ああ、やっぱり今回も駄文!!
【ピアス】 猿影海琉×伊達凜音
〜凜音視点〜
海琉さんが、ピアスをしているのを見た。
銀色の十字架がついていて、十字架に鎖が巻き付いている。どこぞの不良がつけていそうな、カッコイイピアスだった。
だから、俺は海琉さんに問いかけてみた。
「そのピアス、どこで買ったんだ?」
「んー? えっとね、自作で作ったんだ」
海琉さんはピアスに触れ、にっこりとした笑みで言う。
自作? 自分で作ったのだろうか。
というか、海琉さんがピアスをつけていること自体が珍しいし。少しだけ、カッコいいとか思ってしまった。
何か、自分が馬鹿みたいだ。
「じゃぁ、俺にも作ってくれよ」
「いいけど……何が良い?」
本当は、あんたと同じ奴——って言いたかったけど。
俺は適当に、『石のついた奴』って言った。
海琉さんは軽くうなずき、自分のピアスの片方を外す。それを忍者刀で器用に削り、最後にキーホルダーとしてついていた綺麗な石を、ピアスにくっつけた。
「それ……元は海琉さんの……」
「良いのっ! 俺が好きでやってるんだもん。それに、」
海琉さんは、照れくさそうに笑いながら、
「凜音君にも、似合いそうだし」
「……」
なんて事を、言ってくれた。
……とても嬉しかった。そんな事を言ってくれて。
やがて、ピアスが完成して俺に投げて寄越す。
「それで、良いでしょ?」
「……海琉さん」
「まだ何か?」
俺は、作ってもらったピアスを、海琉さんに突き出した。
嫌とか、そう言うんじゃない。俺はただ——
「つけて」
海琉さんに、触れてほしかった。
最初は拒否するかな、なんて思っていたけど、海琉さんは黙ってピアスを俺につけてくれた、
冷たい感触が、耳に触れている。俺は大体、ピアスはつけるけど、子のピアスだけは、少しだけ熱かった。
「ねぇ、凜音君」
「……んだよ」
「このピアスの意味——分かる?」
海琉さんは、俺を抱きしめて、
「鎖がついているから、君を独占したいって意味を込めて作ったんだけど?」
「……良いです。独占しちゃって」
俺は、あんたになら独占されても構わない。
あんたの傍に、いたいんだ。
*****
何じゃこりゃ。訳分からぬ。
とりあえず、駄文です。お粗末さまでした。