BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ホワイトデー企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中! ( No.201 )
- 日時: 2011/03/10 20:43
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
- プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel5/index.cgi?mode
〜朝早く登校!〜
今日も貴方に片思いしている・・・
東京さんはニコニコと私に笑みを向けて挨拶してくれる
そして私はそれを返すだけ、それだけの関係は嫌だった・・・というよりかはモヤモヤしていた
そうそう私は『京都』と呼ばれている。
いじられキャラなところもあるからか私を抱き締める人や「可愛い」だとか「ツンデレっぽい(←なんじゃこりゃ!)」といってくれる人もいるが・・・本当は東京に言われたい、でも私には何も言ってくれないし二人で寮に行くときも東京さんは何も言ってくれない、そっぽを向いている
そんな関係に私はウズウズした末にホワイトデーに朝早く教室にやってきたのだった。
もちろん東京さんも・・・いや東京さん以外は人がいないので私はそーっと教室へと入っていく
それにすぐに気がついたのか机に伏せて眠っていた東京さんは起き上がっていつものようにちょっと寝ぼけたような笑顔で挨拶してくれる、それから私はチョコレートが入っているであろう紙袋をさぐってから一呼吸置いて東京さんに近づいた
「東京さん、チョコレートあげる。」
「・・・あ!いいの?ありがとさん^^
あとさ、私のこと・・・『東京』でいいから。」
「あ・・・うん、分かった。受け取ってくれてありがと」
「やっぱり、
京都って可愛いな^^」
その言葉が心に響いた瞬間に私は照れているのかどうかなんか分からないけれどもチョコレートの紙袋を残したまま走って教室を出た
東京は驚いた顔をしたけれども扉を閉めてからもう一回紙袋を取りに来たときには「大丈夫だよ。」みたいな笑顔を向けてから私に紙袋を渡した。
やっぱり東京さんって勉強も出来ればスポーツはアレだけどカッコいい、吹奏楽でも目立たないパートが多いのに何だか輝いて見える気がした・・・
嗚呼、
私はいつ言えるのでしょうか・・・
『大好きだよ』って・・・
それには時間が掛かりそう。
だけど、一歩貴方との関係を近づけさせたような気がします
終わり
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京都×東京(片思い)。
京都に色々といわせたかったけれども『東京さん』と言わせてたからちょっと出会ったばかりの頃みたいな(?)感じにしました。
テストだったので此処にもあまり来れませんでしたが今日からこれそうです^^