BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ホワイトデー企画 //薔薇百合作品(オリ版権問わず)募集中! ( No.204 )
日時: 2011/03/16 17:05
名前: 月女神 (ID: GlvB0uzl)

月女神ですー、久々に登場しました。
では、早速書きたいと思います。


やっぱりモテるな、佐助先輩。
でも、でもな。俺は大好きだよ。そんな先輩が。
だからお返し、ちゃんと作ったんだよ。


【ゴメン、泣いていい?】 猿飛佐助×猿影彼方

〜彼方視点〜


「ねぇねぇ、彼方ってさ! 料理とか得意だよね?」
「……得意ですけど。というか俺、料理部なんですけど。部長なんですけど!!」

佐助先輩にいきなり声をかけられたって思ったら、そんな事。
知ってるかと思ったのに……。俺、悲しいかもしれない。

「じゃぁさ、お菓子とか作れるよね??」
「だから、俺は料理部の部長だっての」

そう言いながら、俺は手を動かす。
卵を混ぜていたんだ。危うくこぼすとかそんな事をするところだった。
佐助先輩は、もうすぐ卒業するらしい。
早いな。佐助先輩と過ごした時って。あっという間だった。

「バレンタイン、覚えてる?」
「覚えてます。男の俺に、マジで告白してきた先輩は、本当に笑いそうになりました」

嬉しい意味で、だけど。
佐助先輩は「酷いなぁ」なんて言って、笑って流していた。

「今日さぁ、ホワイトデーなんだよね?」
「……知ってます。だから何ですか? 女子たちに配るお菓子を作れですか?」

そんな事を言うなら、俺は佐助先輩を殴り倒していると思う。
だけど、佐助先輩はそんな事は言わなかった。

「俺様、彼方のケーキが食べたい」
「……?!」

俺様は思わず、手に持っていた泡立て器を落としてしまった。
え、と。何? 手作りが良いんですか?
面倒だなー。

「じゃぁ、これあげますんで」
「え、マジで?! やったー。俺様大感激☆」

子供のように喜ぶ佐助先輩は、本当に愛おしかった。
こんなに愛されているのかな、俺。馬鹿だよね。
男に恋をするなんてさ。

「ゴメン、先輩。泣いても良いですか?」
「え、何?! 俺様、彼方を泣かせるような事をしちゃった?!」

ううん。違うんだ。
嬉しくて泣きたくなったんだ。


※なんじゃこりゃ?!!
 甘すぎるだろうが、この小説。自分で書いていて恥ずかしくなってきたかもしれない。
 相も変わらずの駄作で、どうもすみませんでした。