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　　　　〜独楽（こま）回し〜


「風月さん・・・私・・・
　　　　　　　　　　コマ回しが出来ないんです、ずっと」

急に白舞さんという『恋人的存在』に言われた私は驚いた
独楽・・・というと私は一応お正月のアレと古い駄菓子屋で買って何度も回したベーゴマを思い出す、ベーゴマというとコツを掴まなきゃなかなか出来ないものだ
友達がベーブレードとか持ってたな・・・そういや。

そんなこんなで私と白舞さんはずっと春だし私は花粉症だということでアニメイトにも行けずにずっとこんな感じで話しているが話題がなくなることはあまり無い、そして独楽回しという言葉で私はおもちゃ箱から小さなベーゴマと糸を二つずつ取り出す


「よし、じゃあ教えてあげる。まずは糸をグルグルさせて・・・そうそう、ココまでは私より凄く綺麗」

「・・・それでなげるんですよね？・・・」

その消え入るような声に私はそのままコツがいるからと言いながら独楽をどうにかして回した・・・
そのままグルグル回る独楽を私と白舞さんは見つめていた、そういや好きな男の子もベーゴマが得意だった気がする・・・何度も勝負をしたことがあるのだがなかなかベーゴマの速度が落ちなくてイラつきを覚えたこともあってそれで恋をやめた。

まぁ・・・ベーゴマのおかげでもあるのかな、この出会いって・・・


「あ、白舞さんも出来るじゃん＾＾へぇ・・・上手、この近くに駄菓子屋あるから白舞さんもベーゴマ買おう！」

何だか花粉症もどうでもよくなって私と白舞さんは手を握って駄菓子屋さんへと走っていった・・・
まるで私が純粋に好きな男の子がいたときのように・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり

スレ主さんへ、
あの・・・〜楽園の愉快（！？）な仲間たち〜はロックしたのでＵＲＬ欄から外してもらえますでしょうか・・・。