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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【薔薇百合短編募集中!】 クリスマス企画 【オリ版権問わず】 ( No.52 )
- 日時: 2010/12/18 16:28
- 名前: 健 ◆QF5oszRdpY (ID: 6Zh2W3f0)
SPれぐり、かも
こんなのばっかで大丈夫かなあ;orz
#...ほっとみるく
「雪山に籠ってたら風邪引いた」
あの馬鹿が風邪を引いた。
というか、言ってることが可笑しいのだが。
——ゴールドは、風邪引かずに済んだのだろうか。
してたら、きっとシルバー頼りだろう。
「馬鹿は風邪引かないって言葉があるが、引くもんだな。」
「それ酷いよね、グリーン。」
第一何故ジムに来たのだろう。
こんな忙しい時に。
頬は少し赤く、息も少し荒い、服は冬なのに半袖という馬鹿さ。その為腕もひんやりと氷のように冷たい。
それなのに笑う。
「——グリーン!ホットミルク欲しいーっ」
「…ポケモンセンターで休めよ、」
こっちは忙しいんだ、と言おうとした口を塞がれる。
いきなりのキスにはもう慣れてる。
しかしまー、よく笑ってられんな。
「入れてようー」
「煩い、入れてやるからじっとしてろ」
犬のような反応を見せるレッド。
——蜂蜜を、二、三滴垂らす。
自分は目が覚める珈琲を作り、風邪によさそうな果物を軽く切って、お盆へ乗せ階段を上る。
ふんわりと甘い香り。
レッドの匂い。
「みるくー!」
「お前は何歳児だ。ほら。林檎系切ってきた。食え」
「ありがと、グリーン大好き!」
サクッと林檎を齧るいい音が聞こえる。
珈琲を少し飲みながら、挑戦者がいないことを確認し、本を読む。
コト、と机にマグカップを置く。
するとレッドが、つんつんと肩を叩く。
面倒なことになると厄介だと考え、後ろを向く。
「レッ——」
……。
後ろ向いたらキスだった。
しかも、何か飲ませられた。
牛乳の味と、ほんのりと香る蜂蜜。
——。
「ホットミルク?」
「そう!甘苦くておいしいでしょ?」
( 不意打ち、甘苦い。 )
#...ほっとみるく
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