BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【薔薇百合短編募集中!】 クリスマス企画 【オリ版権問わず】 ( No.56 )
- 日時: 2010/12/25 16:58
- 名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)
〜デートですね〜
急に東京は思った
『何で購買に行かなきゃいけないの!?先輩に挨拶するの正直面倒なんだよ』
と・・・
ことのはじまりは部活の昼食時間だった、
テナーサックスの東京はアルトサックスである埼玉に弁当がないといわれた
一瞬困ったが購買へ行ったらと言っておいたら・・・東京も連れて行かれることになったのだ。
とりあえず高校まであるこの学校・・・頂点に立つのはまだ先かと思いながらも高校塔の一階の隅にある購買部まではあと少しだった、
急に手をつながれる・・・でもそういうのいつも通りだしと思えば周りの視線も気にならなかったが・・・
埼玉の顔は真っ赤だった
「なに真っ赤になってんのさ、疲れた?^^」
「う、うるさいっ・・・わわっ・・・
ちょw何でお姫様抱っこなのよ・・・///」
お姫様抱っこしたことはなかったけれども試しにやったら埼玉が軽かった、ふぇえ・・・顔真っ赤で可愛いなぁ
メガネちゃん/メガネ君の大好きな東京だからこそメガネキャラである埼玉を愛することが出来ることがわかる。
これなら横で手を繋いでいて見えなかった顔を見られると思いながら東京は気分よく購買部へと埼玉をお姫様抱っこしながら直行するとこうばおばさんが一言・・・「デートかな?東京ちゃん」と言っていた、それに また気分よく東京は頷くと埼玉をそっと怪我をさせないようにと丁寧に降ろした。
埼玉は顔から本当に火が出るくらいの恥じらいを感じていた
でも東京に愛されているということが分かってホッとしていた感じにも見えた、
すぐに弁当と菓子パンを手に入れるとすぐに逃げるように走ろうとしていた埼玉の裾を東京は掴むと・・・
またお姫様抱っこをするのだった
「軽い〜♪埼玉の体重を今はググりたい^^」
「そんなの調べなくてもいいわよっ///」
というどうでもいい会話をしながらも先輩がいるか周りだけを少し確認するとサッと中学塔へと戻っていく、
あまり人気のない廊下へとやってくると東京は足を止めた—
まさかと埼玉が思ったときには遅くツインテールの右のほうを少しズラした東京は耳に触れる。
優しく息を吹きはじめた東京に埼玉は何も出来なくなりそうになる
体が麻痺してしまう
「耳・・・気持ちいいかな?」
「あ・・・うん。でも、らめぇ///」
「嘘でしょ、やめてなんか欲しくないんだよね?
・・・埼玉へのクリスマスプレゼントだよ・・・^^」
東京の妖しい笑みに埼玉は怯えそうになってしまう、
そして東京は—
そっとではなく少し勢いをつけた感じに耳に息を吹きかけると埼玉の体がバタついた。
ヤバスヤバスwと少し落ち着きながらも視線はずっと赤い頬の埼玉、
でも—
結局はバタついた体は東京から離れていったが最悪なる結果となる・・・
ヤバイと東京が思ったときには自分が埼玉を押し倒した感じになった
「・・・あ、」
その目の前には京都、
これはヤバいとどうにか埼玉を起こそうとしたが意識がない
そして京都は言ったのだった
「・・・で、デートですね。」
「・・・うわああああぁぁぁぁぁあああ!!///」
みるみると東京の頬は真っ赤になって心臓が高鳴ってしまう、
その叫び声と同時に京都はイソイソと歩き去っていってしまった
この状況は・・・デート?
終わり
危ない状況になってしまった、ストップするのに京都つかった私は何なのでしょうか・・・
お題を提供してくださり有難うございます^^