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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【薔薇百合短編募集中!】 クリスマス企画 【オリ版権問わず】 ( No.59 )
- 日時: 2010/12/25 22:33
- 名前: 健 ◆QF5oszRdpY (ID: 2fGMg0kq)
すごく短いです、すみませんorz おりの幼馴染です
#...俺の左手にぬくもり
「ゆう、帰ろっ?」
「ん…もうちょい待って」
かりかりと、日誌を書いていた。そういえば、ゆうは今日日直だった。
女子は先に少し書いて帰ったらしく、残されたゆうが書くことになったらしい。
——ガラッ。
その効果音が現実に聞こえる程乱暴にドアを開ける誰か。…、奥原と、
山谷。
「奥原ぁ。もう少し丁寧に扱えよ。ぼろいんだから。ドア外れんだろ」
「ごめーん!そういえばそうね」
「もー、ゆないい加減にしてよ、その癖!
前だってそれでやり直しさせられて、変な目であたし見られたんだから…」
悪かったって、と謝る奥原。そういえば、此処来てから謝ってばっかだなあ…。
ゆうと奥原の会話を見ていると、うとうとしてきた。
「ん、りーんちゃーん」
「ふぁ…あ、ゆう。帰れるの?」
.
「寒いねー、ゆう」
「そだな、りん。冬って感じるなあ」
マフラーの隙間から白い息を吐いていたゆうと俺。
手が寒い…。
すると、俺の心を読んだのか、ポケットに突っこんでいた俺の手を、片方引っ張り、意外に温かいポケットへ突っ込むゆう。
左手。
ポケットには手しか入っていないのに、温かい。
「ゆうの手、温かいね」
「お前の手も、温けえよ。」
にへら、と頬を薄く染めてそういうゆうはとても…?
( 君の手はあったかい )
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