BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 〜楽園の愉快(!?)な仲間たち〜 【百合】オリキャラ募集中! ( No.8 )
日時: 2010/12/09 15:22
名前: ヴィオラ (ID: 6PSxBKjg)



   〜北海道の死闘(母を求めず金求む)〜


現在の北海道は大変な状況に陥っていた、
学校の規則を破ってしまったから仕方がないだろうとも思われるが港とか華だったら軽い棒読みの説教が行われるのだ・・・
今回は港は風邪を引いたし、華も今日は担当ではないようだ・・・とすれば
まさかの青森である。

彼女の説教というのは大真面目に仕事をしていることもあって凄く恐ろしいものだというのは北海道も知っていた、二年生なんだけど先輩にも後輩にもかなりの有名人である。


「・・・二日前ほどに寮内を探索してたら、こんなものを取り上げたが・・・お前か?」

「ひ、ひいぃ・・・あ、はい。」

青森の腕に抱きついているのは・・・犬であった、
ひきついた笑みを戻せなくなりそうで真顔に戻した北海道は犬を逃亡させてしまったのだ。
まず犬をこの学校の寮で飼うのも違反だし、逃亡させるのももちろんいけないのだ

青森の銀色の髪の毛が窓から吹く風になびく、
こういうときの沈黙が一番怖いと聞いていた北海道はガタガタと弱い犬のように震えていた。


「・・・可愛いな。何処で買ったんだ」

「はへっ・・・お、怒らないの?」

「ちょっと動物が可愛そうでな」

すらっとした体系が『女子校いるのって勿体無い』ような感じだ、
青い瞳が一瞬だけ輝いたような気がした。

これがメガネだったりしたら一応怖い・・・、生徒会も恐れるこの生徒だが実は優しい面も持っていることを忘れてはいけない


「え、あ・・・拾いぃ、ました・・・」

まだガクガクと震えていた北海道に青森は今度は優しく声をかけた、声もガタガタ震えているのだからきっと自分の説教が怖かったと思われたと思えば何故か青森は嬉しいのだ


「・・・名前は?」

「・・・き、決めてない」

青森はちょっとだけ考えた姿勢をする、
足が長くってスタイルの良いこの姿に背が小さくて顔も普通な貧(ryでもある北海道は少しあこがれてしまうのだった。


「・・・オホーツクはどうだ?」

「あ、それいいかも^^!」

ニコニコと笑顔を輝かせる北海道に青森は何か不思議なものを感じていた、雰囲気が少し怖い青森は短時間でこんな風に仲良くなることって結構珍しいのだ。でも・・・
友情とは違う別の気持ち。

きっと青森は可愛くて自分よりも背が小さくても風紀委員会を頑張っている北海道にあこがれたのかと青森は言い聞かせたかったが、我慢できそうもないと思えた


「・・・もう、帰っていいぞ。」

「え?いいの〜?ありがとう^^」

「でも、罰則として・・・」

そのまま北海道を抱きしめると彼女はそっとキスを頬に落とした、北海道の顔が一瞬で真っ赤になっていくのを見た青森は少し笑うと無言でバイバイの手振りをしていた


「今度は、青森を説教できればいいだけどねっ・・・///」

そう言って北海道はオホーツクを抱き上げるとさっさと出て行った、多分照れ隠しだろう
二人の距離がちょっと縮まった

                    終わり

お題消化で調子に乗ったわけでもないのに、この結果・・・オチが中途半端ですみません。
菫さん、青森のキャラは大丈夫でしょうか・・・何かありましたらどうぞ。