BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 小さくて大きい、君の背中。 【BL】 ( No.12 )
日時: 2010/12/17 19:06
名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)

第3話

「青井君っ」

聞き覚えがあるような無いような、やはりあるような、そんな声が聞こえた。

「あ、いや……えと…」
「?」
「あの…俺、同じクラスの長沼だけど…青井君、野球部入るの?」

生徒代表の人が俺に話しかけてきていた。
それにしても…背が高い。俺よりも約10センチ…いや、そんな無いか。
そんなことを考えてるうちに、なんだか悔しくなった。
自分の身長の低さを痛感したからな。

「…だったら?」
「いや別に、だからどうなるって訳でもないんだけどね。

同じクラスに同じ部活の人がいるってさ、いいじゃん?」

そう言って笑う、(確か)長沼。
随分と嫌味のないことを言うな。


「あー、麗太が青井君口説いてるー」
「ナンパとかw風紀乱れるぞーw」

「うっ、うるさいなッ!それにナンパじゃないし!//」
「なに照れてんの?」
「い、いや…//お前らが…その…ナンパとか言うから……俺はそんな破廉恥なことしねえよ…////」


…………。

はっ。


俺、今この男のこと、可愛いって思っ…!?
いやいやいやいや、ないない。

「でも、青井君可愛いから、麗太の気持ち分からなくもないよ」

∑!?