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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 小さくて大きい、君の背中。 【BL】 ( No.7 )
- 日時: 2010/12/16 19:57
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)
第1話
「——まさか、本当に入学できるとはな。」
着慣れないブレザーの制服を着て、俺は今立っている。
場所は、中3の夏に一目惚れした大田高校。
の、正門をくぐった所。
今日は大田高校の入学式。
さっきから女共にじろじろ見られているのが不快だ。
入って良かったのか悪かったのか微妙なとこだが、とりあえず体育館へ向かおうと思う。
*
眠い…でも寝てはいけない気がする。でも眠い。
幸いなことに、この学校の校長は話が短い。
だから、糞つまらない話による睡魔は大して襲ってこない。
今の状況にとっては、本当に有難い。
「新入生代表の言葉」
「はい」
新入生代表の言葉?まだそこか。
早く終われー。
ああ、でも代表者って大体糞真面目だからな…早く終われって言うほうが難しいか。
うん、本当に糞真面目そうな奴だな。
眼鏡かけちゃって。俺もだけどさ。
この学校あんまり偏差値高くない(※偏差値70)んだし、もっといい学校行けよ…。
まさか……ガチで馬鹿?
まあ、あーいうタイプはサッカー部とか天文部みたいな部活入るんだろうし、直接関係は無いか。
「以上で 第36回 大田高校入学式を終わりにします。」
*
「野球場…どこだ?」
この学校、造り意味分かんねぇ。
何をどうしたらこうなって、それがこうなり現在に至る?
とか言って、それこそ意味不明だったりする。
「あっ!おーい、そこの眼鏡で青い人ー!入部希望ー?」
「えっ!あ、はい!」
………あ。
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