BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 小さくて大きい、君の背中。 【BL】 ( No.7 )
日時: 2010/12/16 19:57
名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: iGvI5nur)

第1話

「——まさか、本当に入学できるとはな。」

着慣れないブレザーの制服を着て、俺は今立っている。
場所は、中3の夏に一目惚れした大田高校。

の、正門をくぐった所。

今日は大田高校の入学式。
さっきから女共にじろじろ見られているのが不快だ。
入って良かったのか悪かったのか微妙なとこだが、とりあえず体育館へ向かおうと思う。



眠い…でも寝てはいけない気がする。でも眠い。
幸いなことに、この学校の校長は話が短い。
だから、糞つまらない話による睡魔は大して襲ってこない。

今の状況にとっては、本当に有難い。

「新入生代表の言葉」

「はい」

新入生代表の言葉?まだそこか。
早く終われー。
ああ、でも代表者って大体糞真面目だからな…早く終われって言うほうが難しいか。

うん、本当に糞真面目そうな奴だな。
眼鏡かけちゃって。俺もだけどさ。
この学校あんまり偏差値高くない(※偏差値70)んだし、もっといい学校行けよ…。
まさか……ガチで馬鹿?

まあ、あーいうタイプはサッカー部とか天文部みたいな部活入るんだろうし、直接関係は無いか。

「以上で 第36回 大田高校入学式を終わりにします。」



「野球場…どこだ?」

この学校、造り意味分かんねぇ。
何をどうしたらこうなって、それがこうなり現在に至る?

とか言って、それこそ意味不明だったりする。


「あっ!おーい、そこの眼鏡で青い人ー!入部希望ー?」
「えっ!あ、はい!」

………あ。