BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- #【光馨光】(桜蘭) ※祐希様リク※ ( No.112 )
- 日時: 2011/04/09 08:35
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: IJ2q7Vk/)
- プロフ: 光とハルヒ喧嘩してます。あと途中で1回終わります。
『光はずっと、僕のとなりにいてね』
≪君の隣で≫
「光!もうやめてあげなよ!馨が可哀想だよ!!」
第三音楽室に、中性的な怒鳴り声が響く。
「うるせえな!元はといえばハルヒが・・・!」
ホスト部の1年生2人・・・光とハルヒが喧嘩している。
それも、珍しい人を取り合った喧嘩だ。
「馨は光だけのものじゃない!光もいい加減、馨から独立しなよ!」
「っ・・・!お前に、俺達の何が分かるんだよ!」
光は走っていく。
恐らく、自分の教室へ向かったのだろう。
ちなみに、馨はまだ第三音楽室・・・いや、ホスト部の部室へは来ていない。
「光ッ!おい、ハルヒ!お前追いかけなくていいのか!」
ホスト部の部長、環が叫ぶ。それに対し、ハルヒは
「・・・いいんですよ、これで。」
と、冷たく尖ったような声を放った。
「ハルヒ・・・!」
「それに、光と馨が簡単に離れられる程安い関係じゃないってことくらい、分かってますよ」
「そ、それじゃあなんで・・・」
「じきに分かります」
“じきに分かります”
そう言ったハルヒの表情は、えらく明るくいい笑顔だった。
続く。
- #2【光馨光】(桜蘭) ※祐希様リク※ ( No.113 )
- 日時: 2011/04/09 08:47
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: IJ2q7Vk/)
- プロフ: 途中に出てくる()表記の人は、腐女子ハルヒです。
「・・・光。どうして教室に・・・」
部室へ行くために、ここへ一度置いてきていた鞄を取りに来た馨は、
見慣れた人の見慣れない表情に、一瞬戸惑いを見せた。
「・・・」
「珍しいじゃない、光が泣くなんて。何かあったの?」
だが、馨は冷静で、とても優しかった。
「・・・ハルヒに、もう馨は俺がいなくても大丈夫だって言われて・・・」
「うん・・・」
「・・・でも、馨がいなきゃ駄目なのは、俺の方だった」
「・・・そっか」
馨は瞳を閉じて、光の辛そうな顔から目を背けた。
その瞬間、
「馨っ」
「ひ、光!?」
光は馨に覆いかぶさった。
状況としては馬乗りが近い。
だが、光が大切な人に乱暴しないことは、馨が一番よく知っていた。
「・・・光、どうしたの?」
「・・・馨は、俺がこーゆーことしても・・・焦らないね」
「うん、光を信じてるからね」
「・・・馨ッ!」
「・・・光」
「・・・ねえ、馨。」
光の態度が、一瞬変わったように思えた。
「何、光」
「馨は、俺のものだからね。誰かのところ行っちゃったら、許さないから」
(要約すると『馨は俺の嫁』ってことですね、分かります。)
「光っ・・・」
(光馨キタ——————!!!!!!)
*
「ほら、光。ハルヒにちゃんと謝って」
「・・・ごめん」
「うん、いい子いい子」
「・・・//」
(と思いきやいつの間にリバをッ!?)
「光はずっと、僕の隣にいてね」
「馨こそ」