BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

#【HAYATO×音也】(うた腐リ) ※神のお告げ ( No.197 )
日時: 2011/11/14 18:52
名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: z7t2JTbk)
プロフ: http://shindanmaker.com/144323

11月14日、月曜。
とある診断メーカーで遊んでいたところ、こんな診断結果を目の当たりにした。

 【HAYATO×音也が、人ごみの中で手をつなぎながら照れているシチュエーションで何かつくってね!】

オッケイ、我が命に代えても。  (シン好きだシン





※HAYATOとトキヤ別人(双子)設定。
※HAYATOとトキヤは別人=HAYATO引退とかそういうのない
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__都内某所。
この日は大人気アイドル、HAYATOのライブがあった。


「わあー! やっぱりHAYATOのライブはすごいんだね! 尊敬しちゃうよ!」

つい最近、ST☆RISHとして念願のアイドルデビューを果たした一十木音也と、彼と早乙女学園寮にて同室、そして同じST☆RISHのメンバーである一ノ瀬トキヤの双子の兄・一ノ瀬ハヤト、通称HAYATOは、軽い変装を施し会場周辺をぶらついていた。

彼らの特徴的な髪の色に、思わず振り返る人々も沢山いる中。二人は日本屈指の大会場近くの往来にて、カメラは引き連れず、好奇心のみを片手に歩き回っている。
そして、二人とすれ違う人々の中にはやはりHAYATOのライブへと訪れたファンも大勢いるらしく、音也は先ほどの感想を漏らした。


「音にゃんたちのライブにも、すぐこれくらい集まるようになるよ!」


音也の輝く目を二つのサングラスのレンズ越しに見つめて、HAYATOはニカリと笑う。
その綺麗に整った顔から描かれる笑顔を見て、音也は頬を薄く染めながらはにかむのであった。


「ううん、HAYATOは……ハヤトは、ほんとうにすごいって思う」
「え?」

突然の誉め言葉に、HAYATOは唖然とした表情を見せた。
否、いつもの犬のような騒がしさではなく、少ししっとりとした美しさをかもし出しながらその言葉を紡いだ音也自身に驚いたのであろう。
珍しく、HAYATOの頬は紅潮していた。

そんなHAYATOを見て、音也も顔を赤らめる。


往来のど真ん中にて、二人は耳まで真っ赤にして見つめあいながら立ち止まった。
その沈黙に耐え切れず、音也が口を開く。

「そ、そんな顔するなよ、オレまで恥ずかしくなってきちゃったじゃんっ!」
「あ、ご、ごめ……っ!」

HAYATOは弾かれたように謝罪するものの、顔の紅潮と気持ちの高揚はまだ治まっていないようだ。


「音にゃん……音也、  ……手、繋いで歩いてい?」




















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