BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- #【高杉×神威】 いい夫婦の日! ( No.201 )
- 日時: 2011/11/22 18:16
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: GUSPXJTK)
今日の診断結果。
つんさどの恋人→神威 頼りになる友人→服部全蔵
神威の恋人→高杉晋助 頼りになる友人→服部全蔵
=高×威+服 ……?
今日はいい夫婦の日ですね!(ニコッ
※学ぱろ、既に恋人
※きゃらを大幅に間違えている
※3Zだけど俺らの知ってる3Zじゃない
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
「高杉ぃー!」
騒がしい教室の中、一人の男子生徒が叫んだ。
鮭のような鮮やかな髪色に、碧い瞳。一本だけぴょこんと立ったアホ毛が特徴的な3年屈指の問題児、神威である。
「…………」
一方、名前を呼ばれた方の生徒——高杉晋助——は、面倒くさそうな顔をしながら教室へと入っていく。高杉は持っていた鞄を疲れたように乱暴に机に置き、教材を取り出すことも無くそのまま着席した。
彼もまた、神威と同じく3年屈指の問題児であり、いわば不良である。
眼帯で痛々しく————イタイという意味ではなく——左目を覆い、狂気に満ちたように口元を綻ばせ、毎日遅刻か休みをとる彼に、近寄ろうとする者は誰もいない。
神威を除いては。
「また遅刻? 寝坊でもしたの?」
ふわふわとアホ毛を揺らし、いつも通りの笑顔で高杉に話しかける神威。
クラスでの2大不良、怪物・化物とも呼ばれる彼らが仲良さげに話している姿を見て、一般の人々は一体どう思うのであろうか。
「……ああ」
神威の問いに素直に答え、机にうつ伏せる高杉。眠たそうにゆっくりと発した大きな欠伸から、寝足りないという様子が見て取れる。
大きな目を丸くしたかと思うと、神威は一瞬でつまらなそうな顔になる。
「……寝ちゃうの?」
「…………ぁぁ」
「………………全くもう」
溜息をひとつ吐き、高杉の髪を優しく撫でる。
その優しげな表情は、誰が見ても見惚れるほどに美しかった。
「おやすみ。 晋助」
「…………おやすみ、神威」
≪ 無口なきみと、 ≫
( でも今日の授業、午後カットだからもう下校だよ? )
( 早く言え )