BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

#【♂斎×沖♀】  ( No.47 )
日時: 2011/03/22 16:16
名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: BJQqA4RR)
プロフ: 間開けすぎました、すみませんでした。

*設定* 千鶴ちゃんが来る前のお話。2人は既にできてます。

≪幸せ者。≫


ある日の昼下がり。

「ねえ一君、平助知らない?」

総司は突然走ってきたかと思うと、俺にそう言った。
縁側に座って身を休めていた故、見るからに暇そうであったのだろう。

「いや、俺は知らない。新八や左之はどうした?」

俺は顔を上げずに答えた。
すると、総司は俺の隣に腰掛けて、脚を組んだ。
そして不機嫌そうな顔で

「それが2人とも島原へ行っちゃったらしくてさあ。」

そう言って頬を膨らませた。

「全く、男って本当に助べえなんだね。あんな所、何が楽しいんだか」

総司の不機嫌気な態度はまだ続く。
やはり、というか。新選組一番組組長とは言っても、年頃の女だな。
男に対する嫌悪感が手に取るように感じられる。

「女のお前には分からんだろうな」
「じゃあ一君は分かるの?それはちょっとショックだな」
「いや、俺にも島原の楽しさは理解できない。
 それより、2人が島原へ行ったのなら平助も一緒に出ているのではないか?」
「あ、そっか。じゃあいいかなーもう。
 用っていっても、ちょっと平助からかいたくなっただけだしね。」

総司はそう言うと、立ち上がって伸びをした。
端整な横顔が、気持ち良さそうに綻ぶ。
陽の光を浴びる総司が、俺にはとても美しく見えた。

それに、と続ける総司は、俺の視線に気付いたかのように俺に向き直る。

「今は一君と一緒に居たいんだ。恋人としてね」

総司はそう言って、俺に笑いかけた。
総司の笑顔を独占できることに、俺は己の幸福を感じた。




--------------あとがき----------------
祐希様への捧げものです。
大分間があいてしまってすみません。あと拙い文章ですみません。
それからNLですみません。BLじゃないですすみません。
んでさっきから謝罪してばっかですみません。
そして意味不明で申し訳ございません。
それと、さっき謝罪ばっかですみませんと言ったすぐ後にいきなりまた謝罪でホントごめんなさい。
他にもいろいろ謝りたいことあるんですけど、長くなると面倒でしょうからそろそろ自重します。
徐々に難易度上げてるんで、次沖斎BLやってその後に斎沖BLやると思われます。

あとがき長ッ。