BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- #【新八×左之助】(薄桜鬼) ( No.99 )
- 日時: 2011/04/03 09:41
- 名前: つんさど ◆GAcxLZeYnw (ID: N1u19UeR)
「おい、新八?」
「Zzzz...」
「お、新八寝ちまったか?こんなに早く潰れるとは珍しい。」
「新ぱっつぁんの寝顔なんて、なかなか拝めるもんじゃねえってのにな」
「ところでこの背中にもたれかかる酔っ払いを、俺はどうしたらいいんだ?」
≪酔っ払い≫
新八の野郎、筋肉ばっかでただでさえ重いってのに・・・。
人に全体重かけるたァな・・・ったく。
「土方さん、この子も寝ちゃったみたいだし、今日はもうお開きでいいんじゃないですか?」
「何だ、千鶴もか。平助も寝ちまいそうだし、そろそろ解散するか」
「ひじかたさん・・・おれまだ寝てねぇよ・・・」
「子供はさっさと寝ろ」
「俺総司と同い年だよ!!」
「あーあ、平助起きちゃった」
・・・。
*
「おい、歩けるか?」
「ん・・・」
「ったく、お前がこんなに早く潰れるなんてな・・・。千鶴より早かったぞ」
「・・・るせえ」
全く、なんで俺がこいつ運ばなきゃなんねーんだ。
まあ新八も酒は弱い方じゃねーし・・・千鳥足じゃないのが救い。
「・・・左之」
「何だよ、酔っ払い」
「・・・好きだ」
この酔っ払いめ・・・意味分かんねえこと言い出しやがった。
千鶴と間違ってんのか?いや、さっき左之って言ってたしな。
寝ぼけてんのか。
「寝言は寝て言え」
「マジだって・・・つか、風冷てェから酔い覚めてきた」
「・・・マジかよ」
「だから、マジだって。本気。本気で、左之のことが好き」
・・・なんっだこの酔っ払い!!
何こっ恥ずかしいことさらっと言ってやがる!
「・・・左之、耳赤いし頬熱いし手汗だく」
「う・・・るせえッ!//元はといえばテメエが・・・」
「俺が・・・?」
・・・この酔っ払い詐欺師め!
総司の顔が背景に浮かんでるように見えてきやがった!
「何でもねーよ、馬鹿野郎!////」
おまけ
「左之さんが酒以外で顔赤くしてるとこ、初めて見たw」
「お、おい総司、平助。これは・・・その、新八と左之の私情というか、その・・・」
「いいじゃん、ちょっとした出歯亀くらい!」