BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【創作とか版権とか】がらくた集め、【BLとかGL】 ( No.16 )
日時: 2011/03/26 12:21
名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)

【灰色まじっく/色擬人化/ヤンデレ泣き虫隠れ変態双子兄の白×常識人ちょっとツンデレ双子弟の黒】




「・・・ッ、ん・・・」

 身体の痛みで目を覚ます。この部屋、は真白の部屋か。白いベッドの上で、俺は一人横たわっている。
 ・・・痛い。手、が縛られてる。違う。足もだ。
 縛られた手足。重い身体。真白、の所為か。なんで俺を監禁するんだ。
 ・・・どうして、俺なんだ。どうして・・・俺?そう思い詰めても、答えは出ない。
 人の考えを自問自答できるわけない。いつも一緒に居るからって、なんでもわかるわけじゃない。
 ・・・ああ、いてえ。だるい。・・・俺はどうすればいい。暇だ。何を考えようか、と思った時。
 ガチャリ、と扉が開いた。そこには、やっぱり真白。というか、真白しか居ない。
 この家には、俺と真白、二人しか住んでいないのだから。・・・だから、今更監禁しても何も変わらない。
 ・・・変わらないのは状況だけなのかもしれないけれど。

「ただいま、漆黒」

 にこり、と効果音でもつきそうな笑顔を浮かべる、真白。
 この笑顔は、何かを企んでいる笑顔だったり、する。

「やっぱりかわいい、」

 何が、可愛いだ。俺は可愛いなんてこと一回もな・・・ああ、あるか。
 文化祭の女装喫茶で女子に・・・いや、やめておこう。とりあえず。この縄を解いてもらいたい。
 そう思って、口を開こうとしたら。

「ぅわ、っ・・・」

 髪の毛を掴まれ、真白の方へ引き寄せられる。縛られた手足が痛い。頭も痛い。
 引き寄せられたと思えば、抱き締められた。真白の体温が、優しい。
 まるで、手足と頭も痛みを緩和させているようだった。・・・あったかい。
 痛みしかなかった世界から、少しだけ出られたみたいで。・・・少しだけ、涙が出そうになった。

「・・・しっこく、しっこく、しっこく」

 何度も、何度も名前を呼ばれる。それは、子供が寂しそうに抱っこをせがむような声にも似ていた。
 ・・・さびしい、のか?俺が最近、真白に構わなくなったから?塾で忙しかったから?

「・・・ねえ、漆黒・・・!ぼく、漆黒のこと、っすきだから・・・!だから、だからっ・・・」

 ぎゅう、ぎゅう、と力強く抱き締められる。そんなに抱き締めんな。身体、痛い。
 なんて、思っても口に出せる筈がない。こんな状況で、言える筈がない。
 真白が続きを言うまで待つ。痛みに顔を顰めながら。

「・・・・・・ずっといっしょに、いてよ・・・」

 ・・・ずっと、いっしょに?・・・何だよ、ソレ。




          ずっと前から、いっしょにいるだろ?



 (君が望むのなら、) (俺は君から離れない)

     【Fin.】

 うっは終わった・・・!

 不二山×新名の小説を読みながら書いたので時間がかかりました。
 やばい新名かわいいよ新名。ちなみにGS3はあーチャンが持ってます。
 というか昨日、琥一ED頑張ろうと思ったのにカレンとみよのEDだった。
 ・・・あんなにも琥一に尽くしたのに・・・!
 今度琉夏×琥一を書こうと思いました。不二山×新名も書きたい。
 結構琉夏×琥一ってありますね!萌え。琥一かわいいよ琥一。



 ここまで読んでくださって、ありがとうございました!