BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【これが噂の】がらくた集め、【大スランプ】 ( No.188 )
- 日時: 2012/09/15 21:03
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)
- プロフ: すぐ逢えるからって君の言葉は、私に吐く初めての嘘ね_。
風紀っていいポジションですよねはあはあ
委員長 りお
副 カイ
王道 きい
【王道爆発しろ!/BL/溺愛副委員長×毒舌チャラ男委員長←王道】
<ウチのりおに負担かけるとか・・・王道爆発しろ!そして生徒会爆発しろ!>
「何それ良い言葉ぁ!王道爆発しろ・・・笑顔で言ったらどんなカオするかなぁ?」
お姉ちゃんに現状報告という形で、今の俺の状況を説明する。
まあ王道爆発すればいいのに。ねー。という会話をした後、電話を切る。
きっと皆さんは、お姉ちゃんと俺の会話の意味をお気付きでしょう。編入生に学園中の美形が虜!みたいな状況。生徒会は仕事しなくて、風紀に迷惑ばっかりかけてさ。あ、わんこな書記君はやってくれてるんだけどね!今までずっと一人で生徒会役員全員の仕事してたんだよ?凄いよね!
会長は俺様で人の話聞かないし、副会長笑顔下手だし、庶務双子は見分けて欲しい癖に外見変えないし、会計は俺とキャラ被ってるしぃ。ああっ!もうなんであんな馬鹿が生徒会役員になれたんだか!
手伝う書類取るついでに書記君に癒されて来ようかなぁ・・・。そんなことを考えたけど、目の前にある書類を片付けることにした。だってカイ怒ったら怖いんだもーん。
ほら、アイのムチってヤツぅ。
「りおーっ!」
「・・・・・・なぁに、転校生クン」
こっち来ないでよ。そこの信者共かこっち睨んでくるんだからさぁ。いい加減気付いてよ。その格好で天然とか気持ち悪いしぃ?
「きい!ソイツの所に行かないで俺達と遊べ!」
会長が転校生の腕を掴み、自らに引き寄せた。副会長達がそうですよ、やらそうだ、やらと騒がしい。
「お前もきいに近付くんじゃねえ」
小学生みたいな台詞を吐きだした会長にイラッと来る。
「はぁ?転校生クンが勝手に俺にひっついて来てるのが見えないのぉ?良い眼科教えてあげよっか?」
笑めば、チッと会長が舌打ちをしながら頭を掻く。それすらにも苛々する。
「俺ぇ、仕事しないアンタらと違って忙しいんで失礼しまぁす」
手をふりながらとびっきりの笑顔で嫌味を言い、書記君の居る生徒会室に向かう。
「・・・っああ、めんどくさい・・・」
「・・・、何これぇ」
生徒会室に入ると、我らが副委員長様(といっても俺の方が地位的にも年齢的にも上なんだけど)と書記君の手によって優雅なティータイムが繰り広げられていた。
生徒会室にある、休憩用のテーブルの上には、紅茶(多分アールグレイ)の入ったティーポットとカップと、クッキーがあった。
いや、外見から甘党と間違えられるけど(何故かはわからないんだけどねぇ)、俺甘いもの嫌いなんだよねぇ。クッキーが視界に入った瞬間、顔を顰めちゃった。俺としたことが。
「っていうかさぁ、カイ絶対それ嫌がらせでしょぉ。なんなの、Sなのぉ?」
「違います。委員長の嫌がる顔が見たいだけです」
「それを嫌がらせって言うのぉ」
「・・・・・・りお、顔・・・こわい・・・」
「っごめんねぇ!怖い思いさせちゃって・・・」
「俺の扱いと違う・・・」
「なんでカイに優しくしなきゃいけないの?」
とか、そういう話をしていたら。
「・・・んでテメェらが居んだよ」
会長が来た。
「それってこっちの台詞なんですけどぉ」
「は?テメェらは風紀だろ、俺は会長だ」
「仕事しない無能の癖にぃ?」
けらけらと笑いながら言えば、会長の顔が悔しそうに歪んだ。けれど、すぐに自分を正当化した。
「制裁されてるきいを助けてんだよ。風紀も助かってんだろ、」
「あは、それが自分達の行動で酷くなってるってことにも気付かないのぉ?ていうかぁ、仕事増えてるんだよねぇ」
親衛隊の解散の書類書いたりとかぁ、書記君以外の生徒会役員リコール関係の書類書いたり、とかぁ?
「・・・、は?」
けらけら、くすくす。
「ああ、明日ぁ、朝会あるんだよねぇ」
生徒会役員のリコールをお知らせする為の、さぁ。
俺、自分さえ幸せなら他はどうだって良いんだよねぇ。
(大切な人なら、) (別なんだけど)
【Fin.】
女王様系なチャラ男委員長って凄く良い。
私はチャラ男が受けならなんでもいい。
チャラ男と不良と俺様と優等生と眼鏡はとりあえず受けでいいと思います。
作業用BGM:沫嘘
沫嘘の歌詞と全然内容は違いますけれども。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
追記
ちょっぴり修正。