BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【これが噂の】がらくた集め、【大スランプ】 ( No.202 )
日時: 2011/12/16 19:42
名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)
プロフ: ヱリカたんはあはあ^p^


 名前が浮かばなかったので久遠を使い回し。使い回しし過ぎてるな私。
 ちょっとだけ注意。カニバリズム表現注意。

欠宮 久遠/カケミヤ クオン
高城 龍雅/タカギ リュウガ

【利己主義者のカニバリズム】





「自分さえよければ、どうだっていいんじゃないの」

 どうせ自分が一番可愛いんだし。









 例えば。貴方が全く知らない人間、一人と一緒に部屋に閉じ込められてしまいました。生き残るには、相手を殺さなければなりません。
 貴方はどうしますか。
 相手を殺しますか?それとも、相手に殺されるのを待ちますか?
 本当の答えは、これが実現しないとわからないのでしょう?
 いっそのこと、実現させてしまおうか。上辺だけの答えなんて、誰も望まないでしょうから。








 静かな図書室の隅っこ。俺は、本をその場で読む人の為に設けられた椅子に座り、何かを考えるでもなく、ぼーっとしていた。
 本棚は隙間もないくらい本で埋められていた。ふと、ある本に目が止まった。

「『星の王子さま』・・・」

 これは確か、俺の母が好きだった本。ぱらぱらと捲る。

「『たいせつなものは、目に見えない』」

 目を細める。
 たいせつなもの。それはきっと愛で、きっと誰もが持っていて、それでいて誰にもわからないもの。

「久遠」

 コツリ、音がした。

「なあに、龍雅」

 名前を呼び返す。ふ、と龍雅が笑う音がした。








            —————こんな俺を愛してくれるのは、お前だけだ。









「なあ龍雅。俺はお前を食ってしまいたい」

 酷く悲しげで、それでいて楽しそうな表情を浮かべる久遠。
 久遠は言葉を続けた。

「お前を食べたら、一つになれるだろ?———体から出てしまっても、お前が俺の中に居たんだよ、」

 なあ、龍雅。
 龍雅は俺の言葉に驚くこともなく、人間は食ったら不味いだろう、と言った。
 龍雅の言葉にクツクツと笑いが込み上げて来る。

「龍雅はおいしいんだよ?」

 龍雅の意見なんて知らない。そう、俺さえ良ければいい。俺が龍雅を愛していれば良い。

「龍雅はおいしい」






          そう、お前に俺への愛があるから。





(愛する故の) (カニバリズム)

     【Fin.】

 ヤンデレ好きです。

 これはBL、なのかな?これは恋愛感情のない純粋な愛、な感じです。
 ・・・よくわからないですね^p^
 なんかgdgd感が凄い・・・。






 ここまで読んで下さって、ありがとうございました!