BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【わんこ書記受け】がらくた集め、【うpしました】 ( No.227 )
日時: 2012/04/01 17:11
名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)

 ハアハアまじ白澤様まじ美人っていうかまじもうなんていうんですかね好みですうううう!
 なんでみんな白澤さんを攻めにするかなあの人どう見たって受けでしょう。
 SからMになっちゃう白澤さんも、抵抗する白澤さんも好き。鬼白が好きですが桃白も好きです。
 あとモブ白やりたい。

 まだ二巻までしか読んでません。色々とすいません。


 なんなんだよ2525オオオオオオオッ!騙されかけたよ!
 四月一日ということに気付いて「今日はエイプリルフールだよ!」って叫んでしまった。

【もう嫌だ/BL/版権/鬼徹/女体化しちゃった白澤さん/鬼白?】










「ねえ、桃タロー君」
「なんですか」
「・・・どうやったら戻るかな」

 後ろを振り返ると、いつもより小さい上司。
 なんとなく、丸いような・・・・・・桃太郎が白澤の全身を見ると、いつもはないものが、あった。

「な、なななッ・・・」
「あは、初々しいね桃タロー君」

 けらけらと笑う白澤。顔を真っ赤にする桃太郎。

「裸ってわけじゃないのに」

 いつもより小さくて、いつもより丸い。

「瓶一本分しかなかったから、解毒薬もないし・・・ま、すぐ戻るしいいかなっ」

 いつもの調子で笑う白澤。
 肩が揺れると同時に、男性ならあるはずのない胸が揺れた。









「・・・・・・馬鹿ですか?・・・いえ、馬鹿ですね」

 もはや疑問形でもないその言葉に白澤は苛ついた。
 でも言い返せない。寝惚けて女性の身体になってしまう薬を飲んだのだ。
 顔をしかめながら、白澤は鬼灯に薬を手渡した。

「もう一つは?」
「今切れててないから、今度取りに来て。三日後くらいかな」

 さあ帰った帰った、と鬼灯を追い出し、白澤は溜息を吐いた。
 身体が重い。胸の所為もあるだろうが、何より鬼灯と話したことで一気に重くなる。
 疲れと苛々が混じり、複雑な気分になる。

「・・・もう今日は店閉めよう」







 その三日後。鬼灯は、白澤のもとへと足を運んだ。

「・・・・・・・・・また飲んだんですか」

 呆れた表情で、鬼灯が白澤を見た。白澤はその視線に顔をしかめ、口を開いた。

「すぐ戻ると思ったら戻んないんだよ!・・・分量、間違えたかも」
「・・・あなたの薬、もう信用できませんね」

 はあ、と溜息を吐く鬼灯。そんな彼に、焦って白澤は弁解した。

「ちゃんとした薬はカフェイン剤で目を覚ましてつくってるよ!・・・研究と好奇心で作ったから」

 目を泳がせる白澤。その様子に、鬼灯は尚更信用出来なくなる。
 もともと、口は毛ほども信用してなかったのだが。

「・・・まあ、これ持ってって」

 小さな丸い薬が入った、ちょうど鬼灯の手に収まるくらいの大きさの袋を白澤は鬼灯に渡した。

「・・・・・・ああ、あと、この紙に書かれた薬もお願いします」

 鬼灯は白澤に薬の名前がいくつか書かれた紙を渡した。
 目を通した白澤は、顔をしかめた。

「・・・これ、つくるのに時間かかるんだけど」
「だからなんですか?薬をつくるのがあなたの仕事でしょう?」

 お前のことなんかどうでも良い、と言いたげなその態度に白澤は額に青筋を浮かべるも、女性の身体で殴られてはひとたまりもないと思い堪えた。

「・・・一週間後ね」








 一週間後。

「な、んでまだ女性の身体なの・・・」

 洗面台の前で絶句する白澤。もしかして、もう元には戻れない?と、嫌な考えが頭を過る。

「また馬鹿にされる・・・」








          夢なら覚めろ、なんて呟いて顔を洗った。






 (馬鹿にされたら、) (泣き真似でもしてやろう)

     【Fin.】

 泣き真似して襲われてしまえばいいのに。






 ここまで読んでくださり、ありがとうございました!