BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【創作とか版権とか】がらくた集め、【BLとかGL】 ( No.24 )
日時: 2011/04/01 21:08
名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)
プロフ: 訛り実況のキリンさんが好きすぎる私。

 セクシャルハラスメント(※略してセクハラ)描写あるので注意。


【俺様何様ツンデレ様。/創作/鬼畜変態風紀委員長×ツンデレ敬語風紀委員】



 立ちながら書類を棚に入れていたら。尻に違和感。

「ひ・・・っ、」

 テメエ何人の尻触ってんだああああああ!
 つい僕は委員長を蹴ってしまった。




「ちょーきもいんですけど。コイツこそ風紀に突きだされるべきだと思うんですけど」
「さんせーい!委員長が反省文とかワロス」

 後ろから声が聞こえた。副委員長だろう。
 というか貴方も反省文を書くべきだと思います。規則乱しやがってこのやろう。

「あ゛?何がだよ。これは同意にしか見えな「アンタの目は節穴ですかそうですか」

 同意じゃねえよ!・・・なんかもう疲れた・・・。と思っていると、携帯が鳴った。
 ディスプレイには、「実家」。即座に通話ボタンを押した。

「もしも<もしもしー!>・・・、姉さんですか」

 姉(ちなみに次女)は所謂腐女子というもので、逆らえばいい餌だ。女装やら知らない男と絡ませられ・・・思い出したくない。

<ふふ・・・愛しの委員長サマとはどーお?>
「・・・何がですかあんなセクハラ野郎に靡くわけがないでしょう」

 僕がそう言うと、姉さんは「つまんないのー」と不貞腐れたようにそう言った。何がだ。
 いきなり、ガッという音が携帯からした。

<大丈夫か!?腐女子に何も変なこと言われてないな!?>
「え、ちょ、姉さん!大丈夫ですから!」

 携帯ごしに、低い女性の声。これは長女の姉さんだ。心配性で唯一の常識人というか。

<そうか・・・。っておま、勝手に携帯取るな!
別にいいでしょ?姉さんってばぁ、夜はあんなに可愛いのにぃー!
ちょ、姉さん何言ってんの!?俺の可愛い弟が汚れるんだけど・・・!
・・・・・・お姉、頭、駄目・・・。
それ頭可笑しいって言いたいの!?>

 上から長女の姉さん、僕の双子の兄、末っ子の妹、そして次女の腐女子。
 腐女子の姉さんは怖いがいつも弄られている。長女の姉さんと末っ子の妹に。
 うるさくなってきたので通話終了ボタンを連打した。切れた。
 後悔も反省もしていない。とりあえず抱きつこうとした委員長を蹴る。
 後ろからひゅう、という口笛が聞こえた。副委員長だと思う。というか副委員長しか居ない。

「すっごーい!流石だねえ!」
「・・・そんなこと言われても嬉しくないんですけど」

 マジうぜえ。なんなんですかアンタ達。もう疲れた。
 委員長は気絶したし、仕事はほとんど終えたから仮眠室へ向かおうとした、ら。
 抱きとめられた。僕は知っている。

「俺が蹴り一発で気絶すると思うか・・・?」

 この人の、ゴキブリ並の生命力を。ああ、ゴキブリと一緒にしちゃいけませんね。
 すみませんでしたゴキブリさん。
 ゴキブリに頭で謝罪を述べていると、委員長の手が僕の脇腹へと進んできた。

「・・・素直になれよ、なァ・・・?」
「・・・なに、がですか・・・」

 素直になる?何が。誰が誰に。意味が解らない気持ち悪い・・・!

「お前、俺のこと好きなんだろ?」

 違います!なんで僕が委員長のことを好きにならないといけないんですか馬鹿ですか死にますか!

「ふざけないでください、・・・ッ」

 ぎゅ、と委員長が僕を抱き締める強さを強めた。

「好き、なんだろ・・・?」

 クツクツと笑う声がした。ああもう面倒くさい。
 開き直って欲しいんですかそうですか!

「・・・・・・ッ、・・・・・・す、よ!」
「聞こえねえなァ」

 愉快そうな声色で僕にそう言う委員長。聞こえてるでしょソレ!

「・・・す、すすすきですよ悪いですか!」

 軽く涙目でそう言った僕。なんか、肩に生温かい感触がするんですけど。
 右肩を見ると、・・・血が。おま、え、・・・え?

「アンタなに鼻血垂らしてッ・・・!」
「・・・す、まねえ・・・やっべ止まんねェ」

 僕の制服をこれ以上汚されるのは嫌なのでとりあえず蹴り飛ばしておいた。
 この後、何故か腐女子の方の姉さんから「ツンデレ受け萌え」と一文だけのメールがきた。
 え、何コレ怖いんですけど。




          僕がデレるなんてこと、十年に一回しかないぐらい珍しいんですからねっ!



 (ツンデレ受け萌えっ!) (おま・・・気持ち悪ィ・・・)

     【Fin.】

 ツンデレ萌えww

 ごめんね委員長、ただの変態にしかならなかったよ!
 親友はツンデレなのかなんなのかよくわかんない。




 ここまで読んでくださって、ありがとうございました!