BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【黒バス/赤紫】がらくた集め、【うpしました!】 ( No.290 )
- 日時: 2012/10/06 23:11
- 名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)
今日は高緑の日ということで!
高緑の短いのを二つほど。
最初だけ高尾がヤンデレなのでちゅうい。
【十月六日/版権/BL/黒バス/高緑】
「しーんーちゃん」
「・・・ッ」
俺が名前を呼ぶと、ベッドの上で小さくなっている真ちゃんはびくりと震えた。
それと同時に、じゃらりという金属音。その音に満足して、口角が上がる。
その音は、真ちゃんが俺からは逃げられないという証。
「こっち見て?」
真ちゃんが小さく首を動かして、俺の方を向いた。
目は黒い布で覆われており、後頭部辺りで結ばれている。
所謂、目隠しというヤツだ。
これで更に、真ちゃんは俺から逃げられない。
真ちゃんに、いつでも触れることができる。
綺麗な真ちゃんの緑色の髪に手を伸ばす。真ちゃんがびくっと肩を震えさせた。
「・・・ひ、・・・っ」
小さな悲鳴が上がる。
かわいい。
さらさらと髪をすく度に、小さく声が漏れる。
そんなに怖いのかなあ?毎日のように顔を合わせてる仲なのにね。
ベッドに乗り上げると、真ちゃんを組み敷くような体勢になる。
目隠しを上にずらせば、涙で濡れた瞳と俺の瞳が合う。
怯える真ちゃんが堪らなく可愛い。
「このまま俺が真ちゃんをおいてこの部屋に鍵をかけたら、真ちゃんは死んじゃうね」
ははっと笑いながらそう言うと、真ちゃんの瞳からぼろりと一粒、涙が零れた。
「ばかだなあ、真ちゃんは。俺が真ちゃんを死なせるわけないでしょう?
多少痛いことはするかもだけど!」
まあ、殺してみたい殺されたいとは思うけれど。
「—————真ちゃんは俺が居なきゃ生きてけないんだよ」
俺の為に呼吸をすればいい。
*
「ひゃはははっ!なにそれちょーウケんだけど!」
身長百九十五センチメートルの男の頭に、
「まあ似合ってっけどさ・・・そ、それ学校につけ、っあははは!」
「うるさい黙るのだよ!」
「っぎゃあ!」
ぴょこりと猫耳。
「いや、今日おは朝見て蟹座のラッキーアイテムが猫耳だったからまさかとは思ったけど・・・っ」
ひーひーと未だに落ち着かないのか呼吸の荒い高尾が笑い過ぎて出た涙を拭う。
「あー朝からいいもん見たわー」
「・・・っ」
「真ちゃん顔まっかー」
先程のげらげらと笑うのとは打って変わって、にやにやと嫌な笑みを浮かべる高尾。
今更猫耳が恥ずかしくなったのか、顔を赤く染める緑間。
「あ、今日一日中それ着けててよ」
思いついた、とでも言うような表情でそんなことを言われ、緑間は何故なのだよと赤いまま顔を歪めた。
その問いに高尾はふふんと得意気に、
「可愛いから!」
そう言い放った。
意味のわからない理由に、思わず緑間ははぁ?という表情をつくった。
そんな緑間を気にすることなく、高尾は言葉を続けた。
「俺の可愛い真ちゃんの猫耳姿を他のヤツに見られんのは嫌だけど、結局俺のモンだし?」
にっと笑う高尾。
緑間はころころと表情が変わるな、と考えた後に高尾の言葉を理解して、ぼふんと顔を林檎のように赤くした。
「でも次そーいうカッコする時は俺の前だけでやれよなー!」
じゃあお先に!と、高尾は校舎へ向かって走って行った。
HSKの言い逃げ。
【Fin.】
蟹座しか見なかったし^^
高緑・・・あああ・・・高緑・・・!
というか興奮し過ぎてなんか文章がいつもの百六十九倍はおかしいですすみません。
愛だけはあるんです、愛だけは。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!