BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【創作とか版権とか】がらくた集め、【BLとかGL】 ( No.69 )
日時: 2011/05/27 18:59
名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)

【秘蜜〜黒の誓い〜/曲解釈/鏡音リン・レンオリジナル曲】





           —————甘い蜜<恋>に蓋をして。



 羽堕とした堕天使は
  (羽堕ちた私の全ては)
 汚れた契りに身をゆだねて
  (未だ「運命」信じて生きて)
 愛し合った過去でさえも
  (愛し愛した日々さえも)
 その手で消し去ってしまったの
  (消して落として忘れて生くの)



                        ——————BAN .




 傷ついた迷子の天使
  (彷徨い堕ちた天使)
 夕暮れの街 彷徨い
  (赤く染まる街 見つめた)
 綺麗な瞳をもった
  (綺麗に光る瞳の)
 ひとりの少女と出会う
  (ひとりの少女に出会った)
 目が合ったその瞬間に
  (目が合うその刹那)
 恋に落ちた哀れな天使は
  (恋に落ちた可哀想な天使)
 許されない想い募るまま
  (許されぬ想い重ねたまま)
 禁忌の箱を開けた
  (禁じられた箱を開けた)

 求めたものは 笑顔の裏に隠された
  (欲したものは 微笑の裏に隠された)
 禁断の果実
  (欲望の塊)
 人と天使
  (ヒトとテンシ)
 許されない恋 叶える為に
  (許されぬ恋 叶えるその日に)
 全てを壊すだけ
  (全てを堕とすだけ)


 汚れない心捨てて
  (純白のドレスなど捨てて)
 君を愛して生きられるなら
  (人を愛したまま生きれるなら)
 この羽さえ切り落として
  (この羽さえ切り堕として)
 悪魔に身を委ねてしまおう
  (悪魔に身を重ね堕ちて)




                        ——————居なくなって。





 漆黒に染まる花嫁
  (純白を忘れた花)
 聖なる誓いの場所で
  (純白の中で咲いて)
 儚い瞳で笑う
  (儚い瞳で涙隠し)
 不思議な少年と出会う
  (微笑む少年と出会う)
 目が合ったその瞬間に
  (目が合うその刹那に)
 恋に落ちた哀れな少女は
  (恋に堕ちた可哀想な少女に)
 許されない想い募るまま
  (許されぬ想い重ねたまま)
 全てを裏切った
  (全てを切り離した)




                       ——————間に合った筈、なのに。





 手に入れたのは この手の中
  (手に入れたのは 掌の上)
 焦がれ続けた欲望の果実
  (焦らされたままの欲望の塊)
 求め合って 奪い合う熱
  (求め合って 忘れるモノ)
 清らかなる誓いさえも
  (美しく儚い誓いさえも)








                 侵


     し

                         て


          い


                                 く







 繋ぎ合った過去を全て
  (繋ぎ留めたモノを全て)
 粉々に消し去ってしまったら
  (見えないほどに忘れてしまったら)
 後悔さえ悔やむほど
  (後悔さえできないほど)
 君に溺れて堕ちていくだけ
  (君に溺れて落ちて堕ちて)



 禁忌の罪は
  (禁じられた恋は)
 癒えぬ傷となって刻まれ続け
  (忘れぬ傷となって広がり続け)
 怒れる裁きの矢は
  (怒れる独裁の矢)
 漆黒の少女を貫く
  (純白で消し去って)




                        ——————BAN .




  (今更 過去を悔やんで
   今更 罪を救済されて
   今更 恋をかじって
   今更 恋は罪だと知って
   今更 愛は罪だと知って



         堕ちて行くのは誰?)





 羽堕とした堕天使は
  (羽堕ちた私の全ては)
 汚れた契りを解き放って
  (いつかの契りを解き放って)
 その命と引き換えに
  (この命の引き換えに)
 一枚の羽だけを残して
  (残像残らず羽残して)




                            少女を救って
                           (何度目かの恋を)











                消   え   去   っ   た   の













 羽堕とした堕天使と
  (羽堕ちた私の全てと)
 汚れた黒に染まる花嫁
  (汚れぬ白に染まらぬ花)
 地の底に堕ちてさえも
  (堕ちて苦しんでさえも)
 誓いの楔を絡め合って
  (誓いの契りで縛り合って)
 許されない罪を抱えていく
  (許されぬ恋を抱えていく)
 罪の果実が朽ち果てた時
  (恋の果実が朽ち堕ちた時)







              再び巡り合うその日まで



 (禁断の果実を) (抱き締めて)

     【Fin.】

 私のしたことは、間違いだったのでしょうか。

 恋に落ちて朽ち果てる体。
 愛を知り堕ちていく体。
 恥を知ったあの日から。
 恥を捨てたその日まで。
 私は愛を知っていたのでしょう。




 ここまで読んでくださって、ありがとうございました!


追記
 少し修正。