BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【創作とか版権とか】がらくた集め、【BL】 ( No.9 )
日時: 2011/03/20 20:23
名前: ぜんく ◆yQu0uV02tI (ID: RiKQWiSC)


 黒→漆黒/シッコク
 白→真白/マシロ


【黒白世界の真ん中で/色擬人化/ヤンデレ泣き虫隠れ変態双子兄の白×常識人ちょっとツンデレ双子弟の黒】




 ある時突然。コイツは俺に言った。

「ねえ漆黒、僕漆黒のことがすきっぽい」
「・・・あ゛?」

 今なんつった。何だコイツ。頭可笑しくなったのか。
 てか俺の聞き間違いだよな、うん。
 とか考えていると、コイツは俺に抱き付いて来た。・・・あ゛?

「やばい漆黒かわいい。うああ、なんでだろう急にかわいく見えて来た・・・」
「ンだてめえ頭可笑しいんじゃねえの!?」

 何コイツ。純粋そうな顔してこんな変態なのか。正直に言おう。気持ち悪い!
 別に同性愛に偏見があるわけじゃない。というか今の気持ち悪いは同性愛に関してじゃない。
 コイツが気持ち悪いんだよ!

「なんか、・・・・・・ぐちゃぐちゃにしたい、」

 びくりと、体が勝手に震えた。何、コイツ。・・・だれ。
 俺の知ってる真白じゃ、ない。そりゃ、俺の知らない真白だって居るんだろうけど。
 真白が、俺の体をぎゅうぎゅうと抱き締めた。・・・苦しいんだけど。

「・・・しっこく、ねえしっこく」
「・・・・・・っな、んだよ・・・」

 また、ぎゅうぎゅうと抱き締める。いい加減いてえ。
 離せ、と言おうとしたら真白は自分の人差し指で俺の口を塞いだ。

「・・・くちびる、やわらかいね?」

 くすりと笑って俺にそう言う真白。・・・なにこいつ。殴りてえ。
 つかなんなんだお前。・・・殺すぞ。

「・・・ってめ、腕はなせっ」

 俺がそう言うと、真白はふふ、と笑って俺の首筋に顔を埋めた。

「・・・くすぐってえ、んだよ・・・っ」

 くすぐったさに眉を顰め、目を細めると真白はくつりと喉で笑った。

「かわいい。・・・ねえ、漆黒—————」



          僕と君が混ざったら、きっと灰色になるんじゃない?



 (そう言ったコイツは、) (俺の肩に爪をたてた。)

     【Fin.】

 ・・・え、真白?

 なんか真白ヤンデレになってしまった。
 純白キャラなのにお腹真っ黒だし変態だしなんなんだコイツ。
 もとから真白×漆黒だけど何コレ。ヘタレ設定だったのに。
 泣き虫だったのに。・・・泣き虫じゃなくねコレ?
 泣き虫は受けでも攻めでも美味しく頂けます。
 もうコレ泣き虫じゃないけどね!




 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。