ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

企画episode２
「私が犯した罪と、貴方が下した罰は」
・ヤンデレ島国です。イメソンは初音ミクの罪と罰です。

私が、全て、壊したの…
ただ心電図の音が鳴り響く病院のベットで、黒髪の青年はベットにいる金髪の青年に語りかけた。
彼には届くはずもないというのに。

耳が無い、彼には。

「私の事嫌いになるのならば、私を殺してください…貴方に愛されない私などいらないのです…」
ただ手を持ち震える声で呟いては涙をこぼす。
「貴方に耳も心もすべてあげてもいい。私はこんなものいらない…。」

耳のない彼は私の言葉を聞けない。
心のない彼は私を愛せない。

彼はまだ拒絶するんだろうか。私を。





「お前の耳だって心だっていらない。お前が苦しんでる顔が見れたらそれで十分だ。」
歪んだ笑顔が、脳裏に浮かぶ。
まぶたに焼き付いたあの笑顔。





私が犯した罪も



貴方が下した罰も



重くてつぶれそう。



でもそんな私をみて貴方が笑ってくれるならば




私はそれでもいい。




いいの、いいの。






死ぬときは一緒ですよ。