BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【企画】ヘタリアでBL小説。【実施中】 ( No.134 )
日時: 2012/05/17 14:50
名前: 夜藍 (ID: eVWzcu6j)

episode31
「遊びでもいいの」
・北米兄弟です。英→←米←←加っていう関係。マシュー病んでます。焦げメイプル。








アルフレッドが朝起きた瞬間、思ったことは「呼吸がしにくい」だった。
もしかしたら本当にメタボのせいで病気になったのかと一瞬青ざめたが、すぐにそうではない事に気づいた。

唇に何かが触れていて、目の前には自分によく似た顔がある。
キスをされている…。
認識すると、口の中が熱くて、息が絶え絶えになってまで舌を絡めるマシューとアルフレッドがいた。
唇を離すタイミングが分からない。と思うとマシューから唇を離す。

「マシュー、ど、うしたんだい?」
息を整えながらアルフレッドはマシューに問う。
何故自分にこんなことをしたのか、それが分からないから。
マシューはいつもと同じように笑って見せた。

「アルが、アーサーさんばっかり見て僕に構わなくなったから。」
「…知ってたのかい?」
確かにアルフレッドはアーサーの事が好きだが、それは誰にも言っていない。マシューだからこそ知ってるのだろう。
「アルは、僕を見失わないでいてくれて、いつも僕といてくれて、幸せだった…なのに。」
きゅっと唇を結ぶ。

「今はアーサーさんの事ばかり。だからね…」








全部 奪い去ってあげる。 大切な物 全部

そうすれば
     貴方は
         私を
            見てくれるのでしょう?




君に届くまでこの重い思いを

伝えつづける。






呪詛にしかきこえなくとも。







「遊びでもいいの。ね?」

愛してもらえるのならばそれで。