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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【二次創作】虹色パレット【BL、NL】 ( No.234 )
- 日時: 2012/10/11 14:13
- 名前: 夜藍 (ID: ty0KknfA)
episode57
「愛おしい日」
・遅ればせながら。銀ちゃああああああああああああん!!!銀桂だよ!
初秋とはいえまだ少し暑い。
夜は少し冷えるが、昼間は暑いな、と言う桂の声に銀時は苦笑した。
「俺はそんな微妙な季節に生まれちまったのかよ。」
揺れる銀髪_______桂には白いわたあめのように見えるが______をゆらゆら揺らして言う彼に桂も苦笑する。
「お前は存在が濃すぎるからこれくらいの季節がいいんじゃないか?」
「いやでも十月ってなんか忘れられそうじゃね?」
「…少なくとも覚えている人間が隣にいることをお前は忘れるな。」
「あ、悪ィ悪ィ。」
悪戯っぽく笑う辺りまたからかっているのだろうと桂は溜息を吐いた。
まあ、こういう所も好きな理由の一つなのだが。
「なあヅラー。」
「ん?」
くるりと振り向くと、銀時の腕が伸びてきて桂の腕を引っ張り、抱き寄せた。
「…どうした?」
「俺さあ、お前と会えて、神楽や新八やいろんな奴に会えて、笑えるようになってよかったって思うんだよ。」
お前がそんな事言うなんて珍しい、と桂が呟くと銀時は笑った。
「それだけ俺も変われたって事だよ。」
その言葉に桂も笑った。
○愛おしい日
________お前は幸せ者だな、だってだってほら、
________こんなに屈託ない笑顔でいれるんだもの
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