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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【二次創作】くるくるめりーごーらんど【BL、NL】 ( No.285 )
- 日時: 2013/03/07 16:32
- 名前: 夜藍 (ID: vIJhruab)
- プロフ: 緑赤 ちょっぴり暗いの ていこーちゅー
episode75
期間限定な、と呟いたお前は悲しそうな表情で俺を見上げた。
元々はちゃんと笑う奴だった。
それが今こんな顔をして俺の前に立っているのだ。
そんな泣いてしまいそうな、崩れてしまいそうな顔をするな。
そう言いたかったが何故か喉の奥の方に引っかかって言葉が出ない。
「真太郎、って呼ぼうか。コイビト、だもんな。」
赤司は笑った。今度は笑った。でもそれでもふにゃっとしたようなどこか悲しげで儚げな笑顔。
恋人の四文字は酷く片言に聞こえ、ふわりと風が吹くと前を向いて「真太郎、」と呟く。
支えてやりたかった。少しずつ壊れていきそうなコイツを。
誰よりも強いフリをして、そのせいで誰にも心配されなくなったコイツを。
だから今、伝えた。
引かれるのも覚悟はしていたがそんな事はなく、ただ赤司は「中学卒業まで」という条件を出してきた。
「今の間でいい。お前に迷惑はかけられないし、高校は遠くに行こうかと思ってるから…遠距離とか無理にきまってんじゃん。」
「お前は大丈夫そうに見えてそうじゃないからな。」
「ふふ、さすが分かってる。」
真太郎、真太郎、と嬉しそうに呟く赤司はさっきの辛気臭い表情なんてどこかに消えてしまったようだった。
「真太郎、好きだよ。俺も好きだ。」
○期間限定
_________少しの間でもいいから
_________どうか、幸福を下さい。
「真太郎、キスは?」
「まだ早い!!」
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