BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: 【二次創作】永久睡眠時間【BL、NL】 ( No.305 )
日時: 2013/05/06 11:19
名前: 夜藍 (ID: JuyJRz6j)
プロフ: ハイキュー! 大→菅 バレーしてない

episode84






額に落とされた唇を、愛情をもって行われた行為だと認識するのには数十秒かかった。

その数十秒間そのままの状態でいたのだがこれがどういう事態か認識すると急に体温は急上昇し羞恥というものを覚え大地を思いっきり突き飛ばしてしまった。

「いってぇ…いきなり突き飛ばすなよ…」
「突き飛ばすだろこの状況!お前何してるかわかってんのか!」
きっと自分の顔は羞恥で真っ赤に染まっているだろう。顔が熱い、すごく熱い。体温よ下がれと願っても熱い顔も体も変わりはしなかった。
唇と唇じゃないからいいって話じゃない。額でもキスされたことに変わりはないのだ。そりゃ恥ずかしくて突き飛ばすというものだ。しかも相手は男だし、チームメイトだしで気まずくなることこの上ない。

「なあ、スガ。俺はお前が好きだぞ、そういう意味で。」
「…だからって承諾も得ずにキスをするな。ていうかなんでそんな事…」
息が詰まりそうになる。なんだこの張りつめた空気は。苦しい、話題変えよう。
「あー、今のはなしにしよう!お互い忘れよう!お前もなんかわからん衝動に突き動かされただけだ!お前は俺なんかを好きじゃないんだよ。」
「…返事は?」
「はい?」
「返事。」

人がなかったことにしようとしてるのにこれだ。
でもどうしてだろうか?


(断るのは、なんとなく嫌だ)



○それを恋と呼ぶには

________自分が気づいてないところで

________感情はぐるぐる巡って






「返事、は先延ばしにしてください。」



でてくる答えなんて見えきっているのだけれど。