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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【二次創作】泡沫少女【BL、NL】 ( No.312 )
- 日時: 2013/06/26 21:17
- 名前: 夜藍 (ID: cSw9GUzL)
- プロフ: 桂さんに最大級のお祝いの言葉を 銀桂
episode87
「なあ、銀時。」
ふわふわとした毛並みの猫を撫でながら微笑し、その名を呼んでみた。
隣にいた銀時が「なに、」とそっけなく返事をしてこちらを向く。
今日が何の日なのかだなんて、そんなことはきっと銀時にとって関係ないのかもしれない。
でも今日は何故か傍に、隣にいてくれるそいつに、その存在に頬が緩んだ。
「ありがとう。」
呟くように静かな声で足元にこぼした言葉は届いたのか、いや別に勝手に言って見たかっただけだから届いてなくていいのだけれど。
そんな事を思いながらも隣の銀時にもう一度目をやると、そいつは真っ赤になって膝に顔をうずめていた。
「銀時、恥ずかしいのか?」
真っ赤になった銀時を笑いながら俺が言うと、小さな声でそいつは「るせぇ、」と反論した。
○傍らに一人、
__________隣にいるだけで幸せで
__________あなたとずっとこうしていたいと願う。
「何度でも、言うぞ。ありがとう。」
誕生日の小さな幸せ。
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