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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: 【二次創作】深海魚の笑い声【BL、GL、NL】 ( No.353 )
- 日時: 2014/04/06 00:59
- 名前: 夜藍 (ID: z0poZTP7)
- プロフ: 日月 遅ればせながら日月の日
episode103
「なあ日向ー」
呼んでみれば間の抜けたような声が出てその名を持つ張本人に馬鹿にするように笑われた。
「そんなに笑わなくてもいいだろ、」と不貞腐れて見せると「ごめんごめん」とまだ少し緩んだ頬のまま日向は俺の頭を撫でる。
なんて暖かいのだろう、なんて優しいのだろう。
日向の手首を掴んで自分の頬にその手のひらを摺り寄せてみる。
「おい伊月…?」
不思議そうに俺を見つめるもされるがままの日向になんだか少し笑ってしまう。
「んーん、あったかいなって。」
微笑んでみせる、微笑んでみせて、日向の頬にキスをして。
一瞬目を見開いてでもすぐ元の顔に戻ってそしてニヤリ、と笑う日向の姿に俺の中で危険信号が発令された。
「ほんっとお前煽ったからには覚悟しろよ…?」
そう言われ、ベッドに押し倒されると俺はたまには甘えてみようだなんて思った自分の考えを悔やむことになったのだった。
○日だまりの中で笑う
__________貴方はその名のように
__________暖かくて、優しくて。
このままこの暖かさに溺れて、日だまりに溶けていけるなら、だなんて。
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