BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ここ、本当に少年院何ですか!?オリキャラ募集中! ( No.11 )
- 日時: 2012/02/18 14:49
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: sFi8OMZI)
「真っ直ぐ真っ直ぐ……あった!」
あの子のいう通り、真っ直ぐ行くとすぐ見つかった。
皆は二人部屋なのに、俺は一人部屋なんだ……ちょっと、寂しいぞ。
先生達が、勝手に決めちゃったんだ。何か、危ないやら何とやらで。
「……!?」
「にゃぁ?」
ここ、俺の部屋だよな?
俺の、部屋何だよな!?
「にゃ……邪魔しないでね」
「誰だ!?」
ドアを開けた瞬間、そこには四つ足歩行の猫?
いやいや人間が、大きく伸びをしながら日向ぼっこをしていた。
「あの、ここで、何してるんだ?」
「…………邪魔しないで」ギラリ
「……!」ビク
聞いただけなのに、睨まれたぞ!
俺の部屋にいる、コイツが悪いんだろ?
でも、怖くて何も言えない…………俺。
「にゃ………にゃっく」
「く、くしゃみ、なのか?」
「……」ギロ
もう、何か言うの辞めた。
言うたびにコイツ、睨むんだもん。
だから、ジッと観察する事にした。
「綺麗……だな」
「……にゃぁ////」
先ず目につくのが、オレンジ。
髪も目も鮮やかなオレンジ色で、髪はツンツンしている。
いや……サラサラにも見えるぞ?
「顔……可愛いぞ」
「にゃっ////」
色も白くて………!?
あれ?俺、今なに考えてんだ?
「にゃむっ」
「……うわぁ!?」
考え込んでたら、視界が急転した。
恐る恐る目を開けると、俺の上には可愛いらしい顔が。
そいつは何故か俺に顔を近づけてくる。
睫毛と睫毛が触れそうになって、反射的に目をつむった俺の鼻に、
暖かい息がかかった。
スリ……スリ。
「な、なな、なん!?」
「挨拶」
俺の鼻に自分の鼻を擦り付けて、おまけとばかりに首にキスしていった。
首に手を当てボーゼンとする俺を背に、そいつは四つ足歩行で出て行た。
「何だったんだよ……アレ」
孔の部屋から出てきた宮都は、暫くして立ち止まり、鼻を触った。
相変わらず四つ足歩行の姿勢のまま、宮都は呟く。
「あーあ、野生本能芽生えちゃった。あの子……俺のものにしよ」