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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ここ、本当に少年院何ですか!?オリキャラ募集中! ( No.118 )
- 日時: 2012/06/22 14:09
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: 8AaSXZDw)
—保健室にて—
「ねぇ、君の事は何て呼べばいいかな?」
「僕の事はなんとでも呼んでください」
「そう?うーん、何て呼べば良いかな?」チラ
目の前にいる黒髪に黒い目、可愛いと言うよりは、中性的という
言葉が正しいだろう。まさに受けを見本にしたような子なのだが、
最近失敗ばかりの独身な可哀想な大人、彩陶藍那はすぐにBetへGo!
はしなかった。いや、出来なかったのだ。
「えーと、桂木春樹だから、春ちゃん何てどうだい?」
「……何か、ありきたりですね」
「そ、そう?」チラ
今度こそ絶対に逃げられたくないため、顔色をチラチラ確認する藍那。
これぞ、悲しい大人の姿。22歳独身の真の姿なのだ!
「あ、そうだ!可愛いあだ名をつけていいかい?」
「好きにして構わないですよ……」
「そうだね、そばかすがあるから、はるそばちゃんとか!?」
顔を綻ばせて叫ぶ藍那。大人のくせにネーミングセンスがなさすぎる。
本人は何て良いあだ名なんだと、自分を褒めるのに忙しかったため、
春樹の肩が小刻みに震えているのに気付かなかった。
「はるそばちゃん!はるそばちゃん!何て、愛らしい!」
「せん、せい…」
「何だい?はるそばちゃん!」
もうこの子は私の物♪みたいなノリで肩を撫で、ネクタイを取り、
慣れた手つきでワイシャツのボタンを外す。ズボンのチャックにまで
手を伸ばそうとする藍那。
「大丈夫だよ、はるそばちゃん。痛くなんてないからね……」
「貴方何て、大嫌いですっ!」
「え?・・・・ぐぅっあっ!!?」
藍那の鳩尾に偶然にも春樹の手が当たってしまい、藍那は倒れた。
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