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「んッー!!んむむむッーーー!!!!!」

「あはは。そんなに怖がらないで下さい」

怖いです。
とても、怖いです。

笑ってるのに、棒読みだし。
纏ってるオーラが、艶めいてるよ…。

「むぅ、ふぇぁッー!!!!!」

「彼方もあんなむさいのより、私の方が良いでしょう？」

始めてがトラウマになると、後が辛いんですよ？
そう微笑んでくる星香先輩…。
後がって、何の後？僕、これからどうなるんだろ(涙)

「そうですね。最初はまずーーーーーー」

「なぁ、冬夢いるかー？」

「ーーーむむっ！？」

孔さんだ…。
何で、朱鳥さんの所にいるはずの孔さんが、ここに？

「おやおや…。如月さんですか…」

「うん！冬夢貸してもらっていい？」

「私が今なにしているか、分かりますか？」

「？プロレスごっこ//」

朱鳥さんが、今頃孔さんと遊んでるはずなんですけど。
どうしよう、僕…。
お仕事、何も成功させてないよ…。
夢愛之河お仕置きされちゃう…。

「…。はい、如月さんもプロレスごっこ、したいんですよね？」

「うん！」

「むぃッ！？むぅぅー！！？」

「じゃ、行くぞ、冬夢♬」

そう言い楽しそうに冬夢を引っ張って行く孔を、星香はジッと姿が消えるまで見ていた。