BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ここ、本当に少年院何ですか!?主人公総受けです! ( No.2 )
日時: 2012/02/13 18:08
名前: 黒猫ミシェル (ID: Yv1mgiz3)

「てめぇらっ!いいかぁ?此処をお前らの家だと思うなよ!!」

「「はい」」

「俺のいう事は絶対だ!!いいかぁっ!?」

「「……」」

「返事ぃどぉしたっ!!」バシィッッッッッ

「「はい!」」ビクッ

何なんだよぉ。
こんなに厳しい先生いるなんて、俺知らなかったぞ。
さっきの保険医みたいな、変な奴ばっかだと思ってた……。
木の棒持ってんぞ?この先生!

「ま、まぁ。郷田先生。怒らないで、怒らないで……」

「甘いっ!!」

「ひっ」

「そんなんだから、こいつ等に舐められるんです!」

「す、すいませ……ん」

へこへこ謝る優男。
名前を、安藤美姫と言うらしい。
女みたいな名前でウケるけど、あの先生はこの名前はとても似合ってる。
そしてさっきっから怒鳴ってばっかいて、棒を肩に載せてるのは、
郷田慎介と言うらしい。親も、なんともピッタリな名前をつけたものだ。

「安藤先生、目が涙目です」

「だって、怖いんですもん……」

「そうですか」

「そうですかじゃねーだろぉっ!!?」

顔が無表情。
怖いんだけど?
あの先生は柊真斗って言って、顔に感情を出さない人だ。

「いいかぁ〜?今から部屋を言うかんなぁ!一回きりだぞぉ!?」

「あ、あの。郷田先生、二回言ったあげても……?」

「甘いんですって!安藤先生!!」

こうして、無事に入会が終わった。
俺は、俺がこれから住む部屋へと向かった。

「なぁ、郷田ってセンセいんだろ?」

「うん」

「あのセンセ、絶手ェ安藤狙ってるよな?」

「何だ?狙ってるって?」

「………お前、何年?」

「俺、17歳!如月孔って言うんだ」

「17!!?」

「うん!」

そいつは俺をつま先から頭のてっぺんまでジッと見て、何故か顔を赤くし
て去っていった。何なんだろう?さっきっから、あった奴は皆こういう態
度を取る。一体……俺が何したってんだよぉ〜。

「お、おい!」

「なぁ〜に?」

俺は、可愛らしい男の子に声をかけた。

「165の部屋って、どこだか分かるかぁ?」

「…………可愛い」

「へ?」

そいつが言った声は、俺には聞こえなかった。

「あ、ううん。何でもないよ」

「そ、そか?」

「165は、向こうを真っ直ぐ行けばつくよ」

「ありがとう!俺、迷い子になってたんだよぉ……」

「部屋、165何だよね?」

「うん、そだけど」

そう言うと、何故か顔を赤くしてモジモジと手をいじる。
まるで、女の子に告白するみたいだ。

「後で、 いってもいい?」

「うん!俺たちもう友達だかんな!」

「友達かぁ……」

絶対嫌。
そうボソッと呟かれた言葉は、俺の耳には届かなかった。