BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ここ、本当に少年院ですか!?《結果発表&番外編スタート!!》 ( No.257 )
- 日時: 2012/07/14 20:26
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: clpFUwrj)
《番外編:コスプレ&嫉妬》星香・景都(その他諸々)
少し暗くなり始めた廊下を、穂波星香は歩いていた。
少年院に入ったばかりの子達は、笑顔で歩く星香に尊敬の目を向けている。
しかし、星香の心と身体は燃え広がる怒りに支配されていた。
怒りの余り肩が震える。
思い浮かぶのは、忌々しい藍那と焦った顔の景都。
星「何だったんですか…あれは!!バスローブ姿の藍那…。あいつ、よくも私の景都にてを出してくれましたね…」
目がくすぶるこの感情を抑えるのが精一杯で、もはや表情などどうでも良かった。
廊下を歩く少年達がいつもとは違う自分を、怯えた目で見るのが分かる。
それにすらイライラして、無性に誰かを虐めたい気持ちになった。
星「…丁度良い所に。空羽君、私の部屋に来ない?」
高「えっ…//星香さんの部屋に…?良いんすか!?」
星「勿論だよ。ほら、おいで?」
高「…おすっ//」
少し攻撃的で、郷田に棒で叩かれていたこの子を、星香は庇ってあげた事があった。
自分には指導者への優等生ぶりを見せ付ける為の行動だったのだが、それからと言うもの、
この少年ーーー高田空羽(たかだ・くう)にやけに慕われるようになった。
まぁ、優しい自分に、心に闇を抱えて生きる子が信頼を寄せるのは、良くある事だ。
星「…ここが私の部屋だよ」
高「うぉ!!ここが星香さんのっすか//」
星「うん…で、ここが私が空羽君を気持ち良くさせてあげる場所だよ?」
高「えっ…ぅあ!!?」
興奮に頬を染める空羽を、やや大きめのベットに押し倒して、服を脱がしにかかった。
慣れたて付きで服を脱がして行く自分を、空羽は驚愕に目を見開きながら見つめていた。
それが愉快でたまらないと思うんだから、やはり、今日の自分は何処かおかしいのだろう。
高「え…あの、星香さん?お、俺…何して…?」
星「空羽君、見るからにノンケそうだもんね」
高「それって、どう言う意味っすか?」
星「私はね、どっちでもイケるんだよ?」
しばらく意味が分からない。と言う顔をしていたが、その意味がわかった途端、顔を別の意味で赤くして暴れ出した。
しかし、星香は見た目にそぐわず力が強い。勿論、適度に鍛えているからだ。
逃げ出せないという事実に、空羽は顔を真っ青にした。
星「今日は何故かイライラするから…優しく出来ないよ」
高「辞めろっていってん」((バシィっ
星「生意気」
高「ぃ、たッ!?」
嫌がる空羽の顔を、星香は思い切り叩いた。