BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ここ、本当に少年院ですか!?《結果発表&番外編スタート!!》 ( No.262 )
日時: 2012/07/19 08:00
名前: 黒猫ミシェル (ID: JbPm4Szp)

《番外編:コスプレ&嫉妬》星香・景都(その他諸々)

藍「何って…分からないのかい?…遅れてるね、ぷっ」

景「あ"ぁ"?」

流石少年院におくまれただけあって、格のある凄味。
可哀想な藍那何て、さっきより首をすくめ、涙目状態だ。

藍「だ、だって…景都くん、知らないんだろう?コレ」

景「知ってるわボケッ!! 徹夜で作ったって…」

藍「そうなんだよ!!このリボン何て可愛いだろう?」

景「…………(−_−#)」

ブチッと、景都の中の何かが切れた。
そのまま藍那に背を向けて無言のまま帰ろうとする景都を、藍那は焦りが顔で止めた。

藍「何で怒るんだいっ!!?」

景「誰でも怒るわっ!!何で俺が女もんの水着着なきゃあかんのだっ!?」

藍「え? そりゃ、可愛いからだけど?」

景「その、本当にキョトンとした顔で見るな!!」

そう、藍那が徹夜で作ったという衣装は、何とビキニだったのである。
胸元には大きなフリルのリボン。
パンツは紐でつなぐやつで、かなり小さめサイズ。

藍「このリボンは、貧乳なのを隠すのにもってこい何だよ!!」

景「………俺に、着ろ、と?」

藍「勿論だとも!!あ、髪の毛結ぶからね〜」

景「…帰る」

藍「景都…」

景都の身体がビクリとはねた。
今目の前にいる藍那から、とてつもない色気を感じる。
それは、あの時の星香に似てるようで…。

藍「私と一緒に楽しい事をするのか、それともコレを着るか…選んで?」

景「…」

いつもと変わらない情けない顔なのに、何故か逆らえない。
景都はここに来て始めて、藍那が御影に選ばれた訳が分かった気がした。

景「着りゃ、良いんだろ…」

藍「来てくれるのかいっ!?嬉しいなぁー//」

景「テメェーが脅したんだろ…」ボソ

藍「うん?」

景都が発した言葉は、藍那の笑顔によって砕かれた。
仕方なく、脅しAさんが持ってる可愛らしいビキニをひったくった。

景「着てくっから、見んじゃねぇーぞ!?」

藍「もちろん!!楽しみに待ってるよ!!」