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Re: ここ、本当に少年院ですか!?《番外編スタート》 ( No.301 )
日時: 2012/08/15 09:00
名前: 黒猫ミシェル (ID: kgjUD18D)

《番外編:肝試し&怖い話》藍那・真湖

藍那「にしても…真湖君の背中は綺麗だね」

真湖「そ、そんな事ないです!!僕なんて…//」

白くてスベスベな真湖の背中を、合藍那は感心して見つめる。
その視線が恥ずかしくて、真湖は話を変えた。
まさか真湖がこう言うときの為に、手入れを毎日している事など藍那は知らないだろう。

真湖「そ、それより…広いんですね、このお風呂」

藍那「そうだろう?なんだかんだをする為に、無理を言って作り変えてもらったんだ」

真湖「…何だかんだ?」

藍那「あはは。純粋な真湖君は知らなくて良いんだよ」

真湖の声が低くなったのを、意味が分からなかったからと勘違いした藍那。
真湖の声が低くなったのは、単に藍那が自分以外とそんな事をした事に怒りを感じたからだ。
しかし、真湖が怒っているのは藍那ではなく、その相手の方。
リーダーの自分に断りもなくそんな事をしてるなんて!!

真湖「藍那せんせ、その子って誰ですか?」

藍那「ん…?何がだい?」

真湖「何だかんだをしている相手ですよ」

藍那「…。まぁ…色々あるのさ。大人の世界にはね」

妖艶に微笑む藍那を、尊敬の眼差しで見つめる真湖。
言っている事はくだらないくせに、無駄に格好を付けている。
そのくせ顔がやたら整っているから、話の内容が可笑しい事に真湖は気付かなかった。
こういう時、顔が良いと得をするのである。

真湖「ふぅ…。僕、ちょっとのぼせちゃいました。先に上がりますね」

藍那「そうかい?私も暫くしたらあがるから」

真湖「はい!!」

本当はのぼせてなどいない真湖。
あっさりと騙された藍那は、テキパキと自分の身体を洗った。

*+*

藍那「お待たせ、エンジェル?」

真湖「藍那…せんせ…//」

藍那「おや…まだ着替えてなかったのかい?」

真湖「藍那せんせいを待ってたんです//」

藍那「おやおや。君はエンジェルかと思っていたけど…」

ビクリと、身体を震わせる真湖。
もしかして、軽蔑されてしまったのだろうか。
だとしたら一生、立ち直れる気がしない。

藍那「小悪魔だったみたいだね。…可愛い真湖」

真湖「せんせい…僕…」

歯が浮くようなセリフをペラペラペラペラ。
先生じゃなく、ホストの方が向いている気がするのは気のせいだろうか。

藍那「こっちへおいで?」

真湖「…//」

二人は朝まで起きていたそうです。
その時間何をしていたかは…ご想像にお任せします☆