BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ここ、本当に少年院ですか!?《第二回目アンケート実施中!!》 ( No.314 )
- 日時: 2012/08/19 15:41
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: okMbZHAS)
《番外編:コスプレ&嫉妬》星香・景都(その他諸々)
藍那「お疲れ〜景都くん♪」
景都「藍那!?おまっ、どこ言ってたんだよ!?」
藍那「…あぁ。私がいなくて寂しかったのかな?」
景都「…ぉぃ」
男の割には綺麗で細い指を、クイっと景都の顎にかける。
ジトっとした目で睨まれ辞めたが、(作者的に絵になるなとw)
藍那は行き場を失った右手を、悲しそうにブラブラして遊んでいた。
しかし。
ふと睨んでくる景都を見て、真面目な顔になり口を開いた。
藍那「冗談だよ。所で、まだ脱いでなかったのかい?」
景都「… … …。はっ?」
藍那「景都くんはよほどビキニが気に入ったと見える」
景都「え、ちょ、おい?」
藍那「良いんだ、景都くん!!世の中にはオカマもオナベもいるんだよ!!それどころか、男の大事な宝を切ってシリコンを入れるニューハーフだっているんだ!!男前な景都くんが、攻めかもしれない景都くんが、女装が好きでも罪じゃないんだ!!例え…受けになりかけてもっ!!」
勘違いをしたらしい藍那の口は、止まる事を知らなかった。
景都も景都で藍那の勢いに押され、訳も分からずただ頷く。
大分失礼な事を言われているのだが、それすら景都は気が付かなかった。
景都「脱ぐぞ?さっさと後ろを向け」
藍那「私の事は気にしないで脱ぐと良い」
景都「何だそのキラキラ笑顔はっ!?」
藍那「何なら私が脱がしてあげようか?今なら10円だよ?」
景都「10円!?安っ!!?…てか持ってねーよ!!忘れかけてたけどここ少年院だよっ!!」
藍那「…はぁ」
藍那は興醒めしたとでもいうように、出て行ってしまった。
そのトボトボした後ろ姿を見て、何故か子犬を捨てた気分になる景都。
ちょっときつく言いすぎたかな…と、言いようの無い罪悪感までもが襲ってきた。
結局の所、景都は優しい子なのである(温かい目)
景都「ったく」
急いで元の囚人服に着替えると、景都は風のように自分の部屋へと戻った。
コスプレ大会まで、あと0日。
つに明日開催っ!!