BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ここ、本当に少年院ですか!?《第二回目アンケート実施中!!》 ( No.315 )
日時: 2012/08/20 11:17
名前: 黒猫ミシェル (ID: 4mrTcNGz)

《番外編:コスプレ&嫉妬》藍那・景都(その他諸々)

コスプレ大会当日。
朝からそれは良い天気で、絶好のコスプレ日和だった。
その為、彼はいつもより何倍もテンションが高かった。
ランランらんと、景都のドアが思いっきり開く。

藍那「け、い、と、く〜んっ!!おっ邪魔しマッス!!」

景都「…朝からうるせーよ」

藍那「元気ないね、景都くん。…何かあったかい?」

景都「別に…」

素っ気ない景都に心を傷付けられるも、挫けずそのテンションを保つ。
背負っていた大きな大きな、それは大きな袋を、ガサガサあさる。
そして、真っ白い大きな物を取り出した。

藍那「景都くんに何を着せようか迷ったんだよ!!?でも、君にはこれしかないなって思ってね!!」

景都「ウエディングドレ、ス?」

藍那「NO!! uedelinngudoresu!!」

景都「ゥエィディングドレェス?」

藍那「NO!! uedelinngudoresu!!」

景都「…死ね」

景都を元気にさせようと必死に頑張っているのだが、景都の表情は暗かった。
まるで大好きなピーチ姫が、加齢臭プンプンのマリオにキスした瞬間みたいに。

藍那「ま、良いよ。景都くん、裸になってくれるかい?もう着ちゃおう!!」

景都「…あぁ」

藍那「私が脱がして良いかい?」

景都「……あぁ」

藍那はとても卑怯な大人だった。
そして、藍那の目がキラリと光った。