BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: ここ、本当に少年院ですか!?《第二回目アンケート実施中!!》 ( No.319 )
日時: 2012/08/25 16:27
名前: 黒猫ミシェル (ID: q9W3Aa/j)

《番外編:コスプレ&嫉妬》星香・景都(その他諸々)

星香「おや…景都。どうかしましたか?」

景都「どうしたじゃねぇよ!!」

会場へと向かった景都は、にこやかに先生と喋ってる星香を見つけた。
その姿を見て、イッライッラする。めちゃくちゃイッライラ。
昨日の夜に"あんな事"しておいて、何だあの爽やかスマイルは。

景都「昨日のどう言う事だよ!!」

星香「気になりますか?」

景都「…ぁ、ぁあ…うん」

気まずそうに目を逸らす景都。
そんな景都に目を合わせ、ニコリと笑う。

星香「昨日も言ったとおりです」

景都「い、行った通りって…」

星香「私は景都さんにコスプレに出て欲しくありません。特に、藍那が絡んでる事が面白くない。藍那は絶対何か裏で関わってます」

徐々に熱が込められて行く言葉に、戸惑いを隠せないでいる。
あれからずうっと考えて、考えて。
あやうく藍那に奪われるところだった。うん、…アレをな。

景都「とにかく!!俺はコスプレやるから」

星香「…そうですか」

景都「星香もやれば?意外と楽しいぜ」

星香「ハッ!!…ついに景都さんも…そっちの道に…くッ…」

景都「ちがっ!!?俺は、ただッ」

ハンカチで涙を拭うふりをしてから、星香は最高責任者の元へ向かった。
景都に、コスプレをさせない為に。
汚らわしい視線を、浴びさせない為に。

*+*

司会『ハァーイッ!!みんなぁーっ!!ついにコスプレ大会が始まるよぉーっ!!』

「「「ぅぇええぃぃい!!」」」

司会『可愛い野郎共を見たいかぁーっ!?』

「「「おおっぉおおお!!」」」

司会『萌え萌えしたいかぁーっ!!?』

「「「…。ぉ、ぉおお!!」」」

気合の入った司会の声に、会場が盛り上がる。
むさい野郎共がひしめき合って、ごつい顔に汗が滴り落ちる。
水も滴る良い男ではなく、汗も滴るむさい野郎である。

司会『エントリーNo.1、相坂出雲君、どうぞっ!!』

出雲「お、おうっ//」

司会『これは、…可愛いーっ!!顔を赤らめての登場だぁっ!!』

出雲「黙れ司会ッ!!」

白い肌によく映える深い蒼色の…マーメイド。←
自分で歩けないらしく、水が入った透明プラスチック製の箱に浸かっている。
それを、満面の笑顔で押す藍那先生。←(いつ来た
カメラのシャッター音が会場に響く。

司会『いやぁー和みましたねぇー』

「「「萌えぇーっ?」」」

司会『さぁ、続いて。エントリーNo.2、弓野宮都君、どうぞっ!!』

宮都「にゃぁーい」

司会『きゃ、きゃわいぃ!?猫です!!可愛いね、ブヘホッ』

宮都が、騒がしい司会を吹っ飛ばした。
最近思ったんですけど、宮都が怖いんです(^ ^;)

宮都「猫じゃない…ライオンだにゃぁー」

司会『で、でも…にゃぁーって、ヒィッ』

涙目で怯える司会を無視し、宮都は優雅に歩く。
気紛れで、それでいて強い、百獣の王。…ライオン。
猫耳、尻尾。…たて、がみ?らしきものと、…猫の手。
可愛い姿なのに、威厳があって…受けるwww

宮都「失礼だにゃ。帰る」

司会『え、えぇー?』

某然とする司会を無視し、宮都は来た時と同じ様に優雅に帰って行った。
司会は、ボォッとその姿に見惚れ、観客たちの冷たい目線で我に帰った。

司会『ゴホンッ!!…失礼しました。気を取り直して…次、行きましょう!!』