BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: BL/GL小説集 ( No.375 )
- 日時: 2013/09/18 20:23
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: IcK/upD1)
【え?僕ホモじゃないですよ】イケメン×可愛い
「……え、何?」
いきなりイケメンにズボンのポケットを掴まれた。
ポケットが出てたのに気付けたのは良いけど…何、この人。
「俺が守るからね!!」
……何から?
「あの…」
訳分からない。
僕とこの人って初対面だよね?
てゆうか好い加減ポケットから手離してよ。
仕舞直せ無いじゃなん。
「君みたいなドスライクの子がコッチ側何て嬉しいなぁ」
「……コッチ、側?」
「誤魔化さなくて良いよ。そのポケットと片耳のピアス……君、ホモでしょ?」
取り合えず名前教えて
そう言うイケメンは、少し頭が弱いのかもしれない。
ポケットはただ仕舞忘れてただけだし、ピアスは痛くて片耳で辞めただけ。
てかこれだけでホモって決めつけるって…どうなの?
「君は彼氏俺でOK?因みに俺はタチね。君は…ネコだよね、見るからに」
「タチ…」
ごめんなさい、話がさっぱり分からないよ。
タチって何かの動物なの?
彼氏って僕は女の子としか付き合えないから。
男何て当たり前だけどNGだよ。
「嘘!?君ネコじゃなくてタチなの!?その外見で?その身長で!?」
「……ハァ」
呆れて溜息しかつけない。
それをどう受け取ったのか、イケメンは慌てて取り繕う。
「べ、別に乏した訳じゃないんだよ!!その、可愛いからてっきり…ごめん」
「…いや、別にいいけど」
「どうしようか…俺ら二人ともタチ何て…」
僕さ、今日彼女とデート何だよね。
そろそろ待ち合わせの場所に行きたいんだけど。
「君さ、ネコで我慢してくれない?俺、俺より小っちゃい子に抱かれるのはちょっと…」
「は!?」
抱かれる!?
「いや本当に!!俺上手いよ!?痛い思い何てさせないからさ!!」
上手いって何が!?
「いやいやちょっと待って!!」
「この際君もうネコになっちゃいなよ!!君にタチ何て合わ無いからさ」
「良く分からないけど僕付き合ってるから!!」
「え…?」
ポカンと口を開けるイケメンの間抜け面。
中々笑える。
「今その彼女と待ち合わせてるの。下ら無い話に付き合う暇ないんだよね」
「彼女!?」
「そうだよ」
そういうと、何故かああ、と納得した様な顔をした。
「良いんだよ、無理して自分の事変えようとしないで」
「いや、無理なんて…」
「俺から彼女にいってあげるから!!」
案内してって僕の手を掴むイケメン。
さっさと彼女見せて諦めさせようと、僕も彼女の元へ案内する。
そして、先に来ていた彼女に声をかける。
「ごめんね、待たせて」
「ぅうん。良いのぉ…それよりぃ」
「何?」
「その、隣の人…だぁれ//」
イケメンとあった経緯とかその他を話した。
全ては、イケメンに諦めてもらう為に。
僕の彼女だって、自分の彼氏が男に取られるのは嫌だろう。
「だから、諦めてって言って…」
「良いよ!!是非佑磨を彼女にしてあげて!!」
「………え?」
何を言ってんの愛花?
それに喋りかた何か違うよね?
「ごめん佑磨。私実は腐女子でさ。佑磨と付き合ってたのって、こーゆーの狙ってたからなの!!」
「…は?」
腐女子って…あの?
「イケメンさん、佑磨を幸せにしてあげて下さいっ!!まだ童貞何で、優しくしてね!!//」
「ちょっと!!」
「それで私に感想とか写真とかお話とか色々お願いしますっ!!」
「もちろんだよ」
そう優しく微笑むイケメン。
殴って、良いかな?
***
小泉佑磨、15才。
今さっき見知らぬ男のせいで彼女に振られました。
両想いだと思っていたのは僕だけで。
彼女は腐女子と言うヤツだった。
僕の手を優しく握って慰めてくるイケメン。
取り合えず、僕とコイツが付き合う事は一生ないだろう。
「今からホテル行こうか?どこが良いかな?○ぴ○○とか、こ○○とか…」
「手を離してよ」
「そっか、佑磨まだ童貞だったね!!ホテルの名前もしらないか、ごめんね?」
「死んでよウザいな」
「え?え?…あっゆうまぁーーーっ!!」