BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: BL小説【Killer】元暗殺者×暗殺者 ( No.393 )
- 日時: 2013/11/15 21:27
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: xIyfMsXL)
【俺の専属カイロにならないか?】
「俺の専属カイロにならないか?」
「…は?」
ある日俺は、頭のおかしい人に会いました。
…
「冬というのは寒いだろう?」
「…はぁ」
今俺は何故か、頭のおかしい人の家に来ていまっす。
めちゃくちゃ広くて綺麗で大きな家でっす。
この人には必要ないと思われまっす。
そしてとても…てかめちゃくちゃ暖かいでっすまる
「俺は寒いのが苦手なんだ。家に閉じ籠りたくなる」
「へぇ…」
「だが学校に行かなくてはいけない。そこで、お前だ」
真顔で指さされる俺。
「丁度良いサイズだし、持っていて不便じゃない」
「あ?」
それは何か?
俺の身長が小っちゃいって言いたのかな?
え?
俺?
ちゃんと平均ありますけど?
少しサバよんで約164cmですけど何か?
持っていてって何?
俺を本当のカイロの様に懐にいれて持ち運ぶつもりですか?
あぁ?
そんなに小っちゃくねぇよ馬鹿野郎。
「俺、帰って良いっすか?」
「駄目だ」
「俺これからバイトにいかなきゃなんすよ」
「さっきもう休むと連絡した」
「そうすか、それはよか…yk……よかねぇよ馬鹿!!」
もうやだこの人。
身長は190cm以上ありそうで筋肉ムキムキで女の人にモテそうだけど。
別に羨ましくないんだけど。
うん、本当に。
だってこの人、
頭おかしいんだもん。
頭おかしいんだもん。
頭おかしいんだもん、コイツ。
あ、大事なことだから三回いったよ!
「ああ…暖かい」
「ちょ、やめ、さわんなっ」
「この触り心地…暖かさ…フィット感…ぁぁ、暖かい……」
「めっ!お触り禁止だから!」
ぎゅむぅー
「やめんかいっ!」
「…何で?暖かい、のに?」
きゅる。ん…
え、やだ、やめて。
そんなウルウルの瞳で俺を見つめないで!
何か罪悪感わくから!
何でか分からないけど変な罪悪感わくから!
「暖かいから、ずっと…抱き付いて、いたい…」
だめ?
きゅるる。んん…
「良いよ!うん、抱き付いて良いよっ!」
ガバッと抱きつきました。
もう無理です。
こんな可愛い生き物に勝てるはずありません。
例えそれが大男でも、目が、目が輝いているんです。
例えさっきと喋り方が違くても!
例え今してやったりな顔しても!
許せます!
…ゆる、せる…よ、うん。
「明日から、いっしょ、登校しよ?暖かい、いっしょ」
「うんうん!一緒に登校しよう!」
俺が微妙な顔をしたらすぐこれです。
あぁ…可愛い//
それが別にさっきっから暖かいしかいってなくてもね!
「お前、俺の、せんぞく…カイロ、いい?」
「もちろんさ!」
俺は微笑んであげましたよ!まる
( i _ i )