BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: BL小説【不純同性行為しか認めません!】 ( No.398 )
日時: 2014/01/14 20:37
名前: 黒猫ミシェル (ID: FpNTyiBw)

【とある腐男子君が見た!】

良いよ良いよ!
もう怒ってるチワワ最高っ!!
震えてる平凡君もちょーかわゆすはぁはぁ

「ちょっとアンタ聞いてんの?」

「生徒会の皆様に近づかないでよ!平凡の癖にっ」

「何、恐くて声も出せないの?」

可愛いい顔を歪ませて、一人の平凡君に罵声を浴びせるチワワ数匹。
そう、制裁現場である。

「良い?生徒会の皆様は迷惑してらっしゃるの!」

「そうだよ!この、平凡っ」

「次生徒会の皆様に近づ「ごめんなざいーーーーーっ!!!!」…え?」

今まで肩を震わせて何も発さなかった平凡が、涙でぐちょぐちょになった顔を始めてあげたのだ。
これには流石のチワワ達もドン引きである。

「平凡なのに生徒会の皆様に近づいでっいや、おれが平凡何ておこがまじい!!おれみたいな不細工がチワ、あっ、親衛隊の皆様の!!可愛らしくて綺麗で素晴らしく頭の可笑しなあんなクソ…ひっく、みたいな生徒会の奴らを、うっうっ…愛してやまないカマ野郎でっぷふ…も、近付けないナルシストで自己中なあんな顔だけ美しい人達とご飯とか一緒に食べてごめんなざい〜っ!!おれっ悪気はなかったんでず!!あんの糞マリっ!いや、あの剛志君がおれのこと連れ回してっ!!うえ〜ん!やめろつってんのにアイツ馬鹿力で腕を握って話してくれないんです〜っ!!」

「「「…………」」」

「ちょ、ちょっとまち「見でくださいこの腕をっ!!無理矢理引きずられるせいで青紫色に変色しちまってっ!!実は言う事聞かないと酷い事するって脅されてるんでずっ!ずずっ…うっうえっ…!!だがら、だがらおれっ!!うえ〜ん!!!不細工でごめんなざい〜っ」

「…ほ、ほら。ハンカチ貸したげるから吹きなよ…」

「ありがとう、ございまずっ……ずびーーーっ」

差し出された刺繍の入ったハンカチで、遠慮なく鼻をかむ平凡男子。

「あ、アンタ別にそこまで不細工じゃないわよ!」

「不細工より上よ上!!」

親衛隊の必死のフォロー。

「そうそう!よく見れば綺麗な顔…ってえ、綺麗!?」

「アンタちょ、前髪あげてみなさいよ!!」

「眼鏡はずして!!」

「ずびっ…はい……」

長ったらしい前髪と、黒縁眼鏡の中にはとても綺麗な顔がこんにちわ。
涙と鼻水でぐちゃぐちゃながらも、それでも美しさを損なう事のない顔。
チワワ達は頬を染めた。

「僕…君の親衛隊になる!」

「……僕も//」

「ごめんなさい、今まで…」

「いや、良いよ別に。気にしてないから」

けろっとする平凡、いや綺麗な男もとい夢路。

「おまえらっ!そこで何してるんだ!!」

風紀委員長の怒鳴り声。
走り込んできた風紀委員長に、チワワと夢路は呆気にとられた。

「何って…何かおれの親衛隊作ってくれるらしいです」

「あ、風紀委員長様書類下さい」

「僕たち、会長の親衛隊辞めるんで」

「てか解散するんで」

「??あ、あぁ分かった。………てか誰だそいつ?」

「この方はですねっ」

「よせよこの方何て…照れるだろうが」

え…何この展開。
全然萌えないんだけど…。
え?
新ジャンル?

草むらで白黒してる腐男子君でした。