BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: BL小説【仕事を頂戴】更新! ( No.406 )
- 日時: 2014/04/12 15:36
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: uihmlMvA)
【幼馴染が野球部の男子を邪な目でしか見れない件について】
「あの細い腰、ピッタリ張り付くユニフォームから分かる乳首の形、腹筋、逆三角形だけど華奢な身体、きめ細かな焼けた肌、白い歯、形の良い坊主頭、必ず帽子をとって挨拶をする礼儀の良さ、甲子園に向かってひたすら練習するあの一途さ!あれは何なんだろうね!?僕を誘惑して離さない野球少年!素晴らしすぎる!!ユニフォームとかもう僕へのご褒美にしか見えないんだけど!?近くを野球部の子が通るたびにこの興奮を抑えるのめちゃちゃ大変なんだよ!?もうどうしよう!?どうしたらいいんだろうっ//」
「あーあれだな、まずお前は黙れひとまず」
肩で息をする幼馴染に、白い眼をむけた。
「なんで!?もうヤバいんだよ僕!!多分次僕の前を汗滴らせて通ったら押し倒してそのまま掘っちゃう自信あるんだけど!!」
「そんな自信もつなよ..。お前かりにも教師だろ?」
「そうだけど!そうだけどさ!!ほんと、あの姿を思い出すだけで...あ、」
「なんだ?」
「起っちゃった..//」
取り敢えず力いっぱい殴ったが、さて、どうすればいいだろうか。
相談があるととても真剣な声で俺を家に呼んだ幼馴染は、予想以上にヤバかった。
超一流校の教師であるこいつは、そこの野球部の少年たちに欲情してしまうらしい。
俺もバイだから別にそこに引いたりはしないが..流石に聖職者が..邪な目で生徒を見たらあかんだろ。
「あーあれだ、お前は好きなヤツいないのか?」
「え?だから野球部の子たちだってば」
「そうじゃなくて、誰が特定の一人だよ」
「え?いないけど..僕は野球部の子たち全員愛してるからね!」
俺はもういろいろと諦めた。
野球少年たちには悪いが、餌食になってもらおう。
誰かがコイツを訴えれば、社会的にも抹殺されるだろう、きっと。
「ま、飲みに行こうぜ?」
「良いね!」
「もちろんお前の金でな?」
「良いよ!」
この数週間後..
幼馴染から送られてきた写真には絶句した。
どうやらアイツは、野球少年全員を喰ってしまったらしい。
野球少年はアイツのテクニックにやられてしまったのか..あの純朴君たちが..
俺は若干悲しくありながらも、幼馴染に電話した。
「もしもし聡志?」
『っん..どうした、のっ章..」
「ヤってるトコ悪いんだけど、野球少年の誰か、俺にかしてくんね?」
『いい、よ..そう..っ良い子だね...くっ..』
数日後..
俺は野球少年の素晴らしさに脱帽するのだった。