BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

Re: BL小説【幼馴染シリーズ】更新! ( No.410 )
日時: 2014/04/19 12:00
名前: 黒猫ミシェル (ID: jP/CIWxs)

【ヤンデレ彼氏と溺愛平凡】

「宙夢、宙夢宙夢宙夢..」

「どうしたの祭?」

「何で俺以外の奴と話してたの」

「..」

悲しそうな、でも目をギラギラさせた祭が僕をみた。

「ねぇ宙夢」

「ん?」

「監禁していい?」

「良いよ」

「俺以外の誰にも宙夢は見させないし触れさせない。宙夢にご飯食べさせるのも身体洗うのもトイレも全部俺が世話してあげるね。宙夢が外に出たら殺して俺も死ぬ。絶対部屋からは出さないよ。首輪つけて手錠して足枷はめて1日中玩具ぶっこんでヨガらせたげる。それでイイの?嫌でしょ」

「だから良いってば」

僕が嫌だって言った瞬間祭は僕を殺すと思う。
言うはずないけど。
今言ってたことは多分実行するだろうし。
ほんっと僕って愛されてるよね。

「初めから僕は祭しか見てないし、僕のこと全部祭がしてくれるなんて嬉しいよ。トイレはさすがに恥ずかしいけど祭になら何されても良いよ、僕」

「じゃぁ何で他の奴と喋ってたんだよっ!!宙夢が町をそいつと歩いてるの見たんだよ!!?」

「ちょっと待ってて..ぶっぁ゛」

「どこに良くの宙夢?あいつのところ?駄目だよ。絶対行かせない。ねぇ、やっぱり殺しちゃおうか?そしたら宙夢は俺しか見ないよね。俺も宙夢殺した後死ぬから。二人で一緒のところに行こう?..ね?」

立とうと思ったら祭に首を絞められた。
凄い力。
まじで苦しい。
でもそんなことより、祭が泣いている事のほうが辛かった。
僕まで涙があふれてくる。

「宙夢!?どうして泣いてるの!?死にたくないの?大丈夫だよすぐに終わるから。ねぇ、泣き止んでよ宙夢」

「ま..っり...」

「なに宙夢?どうしたの??」

現在進行形で恋人の首絞めてるのがどうしたのって...可愛いなぁもう//

「..か、ば...み、て?」

「かばん?何でよ宙夢どうして?」

「み..てっ」

頭が酸欠でくらくらしてきた。
あ..

「..なぁにこれ?」

俺の首を絞めながら鞄をひらいた祭は、出ていた小箱に首をかしげた


「た、じょ..び、ま、」

「え!?」

「っごほっはぁ゛、ふっはぁあ」

祭が手をはなした隙に、急いで酸素をとりこむ。
誤解させたままで死ぬわけにはいかない。

「これ..ピアス?」

「ん。祭、っごほ..明日、誕生日で、しょ?」

「え、え?」

混乱してる祭に分かりやすく教えてあげる。

「友達にね、祭の誕生日に何あげたらいいか、相談してたの。で、一緒に買いに行ってもらったんだよ。おすすめのお店を教えてもらってたの。祭には良いのを買いたいから」

「でも、でも、そいつは宙夢のこと狙って・・」

「ないない。こんな男の平凡。祭だけだよ?僕を可愛いっていってくれるの」

「宙夢は平凡じゃない!可愛いもん!!」

そこにむきになる祭可愛い。

「はいはい。それに、友達は彼女にメロメロだから僕なんて眼中にないんだよ」

「じゃぁ..」

「うん。祭の考えすぎ。本当は明日あげたかったけど..誕生日おめでと、祭」

祭の赤い瞳とおそろいのピアス。
祭はこの赤い瞳のことでいろいろあったみたいだけど、僕はこの目が大好きなんだ。

「ちなみに僕もおそろいで買っちゃった//ペア..だね」

「宙夢っ!!ごめ、おれっ」

僕に抱き着いて泣きながら謝る祭は、イケメンなはずなのに本当に可愛い。
僕は祭に口づけをしてそっとささやいた。

「」