BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
- Re: ここ、本当に少年院何ですか!?オリキャラ募集中! ( No.80 )
- 日時: 2012/03/20 11:05
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: eldbtQ7Y)
ー保健室にてー
嗚呼。
何故こんな悲しい気持ちに、ならなければいけないのだろうか?
「にゃぁ?秦もそー思う?」
「ああ。良い歌だと思うよ」
私の目の前で、可愛い猫とクールな男の子が話している!
最近悲しい事ばっかだったから、この二人に構ってもらおうと喋ったら。
「あんた、むかつく…」
「うるさいにゃ。黙ると言う言葉、知ってるかにゃ?」
あんな事を言われて…。
腹がたったから、保健室は喋る所ではなく、手当する所なのだと言った。
これで私の事を、見直すんじゃないか?そういう、微かな希望もあった。
だから次に二人が言た言葉に、かなりのショックを受ける羽目になった。
「……それで………?」
「あんたに言われたくにゃいね」
余りの悲しさに固まる私を無視し、二人は喋る。
保健室の天使、白衣の天使の私には目もくれずに。
「それで、宮都さん、続きは…?」
「にゃ。………♪♫♪♬♫♩♬〜」
落ち着いた、安定感のある歌声が、保健室に響く。
誰でも耳を傾けてしまう様な癒される声。
「俺、好きだな。その歌」
「そうかにゃ///」
「ああ…。宮都さんらしいよ、とても」
しかし私は、その歌声に癒される事なく固まっていた。
そろそろ二人も、私の事を構ってくれるのでは…?
新たな、希望。それが叶う日は、今、もうすぐに!
「そぉ?じゃぁ…功も、気に入ってくれるかにゃ…」
「その、功って奴に、聞かせたいのか…?」
「うん…。好きにゃんだ、功の事」
「そ…うか……」
あぁーー!?
何を言ってるんだい、宮都君!!?
明らかに君に気がある子の目の前で、◎◎好き何だ発言!!?
ちょっ、かなり傷ついてるじゃないか!………私の、出番だね^^
「風間君!…大丈夫!私が癒して…「うるさい」
「秦?どーかしたにゃ?」
「……何でもない。…行こうか?」
「そうにゃね、…後ろ、五月蝿いし」
五月蝿い…。
後ろ…。
それは、私の事じゃないか!?
ダメだ…。立ち直れない。
そうだ!出雲君を呼ぼう!そして、癒されるんだ!
「My ,Harto!!」
そうと決めた藍那先生の行動は早かった。
その数分後…。
『出雲君。出雲君。保健室に来て下さい。』
『繰り返します。保健室に来て下さい。藍那先生が呼んでいます』
『出雲君…出雲君…保健室に…』
それを聞いた出雲の顔は。
藍那先生の心を癒せるはずないと、藍那親衛隊に太鼓判を押される程、
嫌そうに顔を顰めていたと言う。